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パガニーニが選んだヤン・インモの「特別な旋律」

パガニーニが選んだヤン・インモの「特別な旋律」

Posted January. 12, 2016 07:27,   

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「8年ぶりなので、心構えが違います」

ヴァイオリニストのヤン・インモ(21)にとって、ソウル鍾路区(チョンロク)にある錦湖(クムホ)アートホールは格別な場所だ。2008年、13才で初の独奏会を開いた場所だ。彼は14日午後8時、同じ場所で8年ぶりに「ライジングスター・シリーズ」の最初の奏者として演奏する。国内の舞台は2013年以来3年ぶりだ。

8年前とは多くのものが変わった。彼は、9年間1位を出さなかったパガニーニ国際ヴァイオリンコンクールで、昨年3月、韓国人として初めて優勝した。聴衆賞、コンクール委嘱曲ベストインタープリテーション賞、最年少ファイナリストに与えられる特別賞まで受賞し、世界的に注目される演奏者になった。彼は、「8年前と違って多くの人が私に注目しているので、責任を感じる。あの頃とは違った演奏スタイルを見せたい」と話した。

彼は昨年、忙しい1年を送った。米ボストンのニューイングランド音楽院に在学し、米国の大都市音楽団と多くの共演をした。彼は、「ヴァイオリンを始めてから、昨年最も公演が多かった。何より演奏に集中することができ、聴衆と多くの疎通ができて楽しかった」と話した。

今回の公演で、彼はベートーベンのソナタ「クロイツェル」とモーツァルトのソナタ34番、シューマンのソナタ3番をピアニストのパク・ヨンソンとの共演で聞かせる。彼は、「演奏者は偏狭な考えを持ってはならない。様々な試みで多様な観客に合わせることができる演奏者になりたい」と話した。



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