年明けに１８周年のリネージュ、ＮＣソフトがモバイル展開構想を発表

韓国のパソコンオンラインゲームの代表作と言われているＮＣソフト「リネージュ」が、モバイルで生まれ変わる。ＮＣソフトは９日午前、ソウル江南区（カンナムグ）島山（トサン）通りで、リネージュ発売開始から１７周年を記念する記者懇談会を開き、リネージュのモバイルゲーム新作２種を公開した。

同日の懇談会に出席したＮＣソフトの金澤辰（キム・テクジン）代表は、「リネージュが初めてこの世に出た時、こんな長旅ができることを信じていた人はいなかったが、もはや１７年目を迎えている」と語り、「２０１６年上半期（１〜６月）に、完全に生まれ変わったリネージュにモバイルで出会えるだろう」と話した。

同日、ＮＣソフトが公開したリネージュ新作は、「プロジェクトＬ」と「プロジェクトＲＫ」。来年上半期中にテストが行われるプロジェクトＬは、リネージュゲームをモバイル環境にそのまま移植したのが特徴となっている。原作のリネージュゲームで提供するすべての機能を、モバイルでも楽しむことができる。プロジェクトＲＫは、原作ゲームキャラクターをかわいくディフォルメした新しいモバイルゲームだ。

同日、金代表は、リネージュは単にパソコンからモバイルに移動するのではなく、リネージュストーリーやキャラクターなどのコンテンツを、ウェブトゥーン（ウェブ上で公開されている漫画）や映画など、多様に活用する計画であることをほのめかした。

金代表は、「２０１６年はモバイルですべてのコンテンツを同時に享受できる時代になるだろう」と語り、「ゲームだけでなく、ウェブトゥーンや映画、アニメ、おもちゃを通して、リネージュの世界観を分かち合いたい」と話した。ゲームを乗り越えるリネージュとなるのだ。

一方、ＮＣソフトは１０日から来年３月９日にかけて、株式市場での買収を通じて約１５００億ウォン相当の自社株６８万株を取得することにしたと、同日公示した。普通株１株あたりに２７４７ウォンの現金配当も公示した。

dong@donga.com