
朴槿恵(パク・クンヘ)大統領は、約160ヵ国の国家元首や政府首班が出席した国連総会の内外で「遭遇外交」を行った。特に27日(現地時間)、中国、ドイツ、英国、フランス、ペルーなど約30ヵ国の首脳が参加した気候変動に関する首脳級会合の昼食会の前に、安倍晋三首相と待合室で数分間、立ち話を行った。
安倍首相が朴大統領に「(韓中日)首脳会議を楽しみにしている」と言うと、朴大統領は「ソウルでお会いできることを楽しみにしている」と答えた。安倍首相は今月初めに開かれた韓中首脳会談の成功を祝うと言い、「朴大統領の(10月)訪米の成功をお祈りしている」と述べたとこり、朴大統領は「ありがとう」と感謝の意を示したと、大統領府関係者は伝えた。
日本側は、安倍首相が朴大統領に会ったことを速かにメディアに公開し、「前提条件のない首脳会談」を強調した。朴大統領が、安倍首相と数分間の立ち話だったが、「非常に穏やかだった」と肯定的に評価した。
日本のメディアは、朴大統領が国連総会の演説で、「心の傷を癒す解決策が速やかにまとめられなければならない」と慰安婦問題を取り上げたことを重点的に報じた。朝日新聞は、「10月末にも開かれる日中韓首脳会談の際に、安倍晋三首相との初めての日韓首脳会談が調整されており、その前に日本側に慰安婦問題解決を強く求めた形」と分析した。
菅義偉官房長官は28日、記者会見で「(韓国と)対話のドアは常に開いている」とし、「日韓両国は東南アジアの平和と安定に責任を持つ立場だ。前提条件をつけず、首脳が胸襟を開いて会談することは望ましい」と語った。
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