金大中(キム・デジュン)元大統領夫人の李姫鎬(イ・ヒホ)氏が5〜8日に平壌(ピョンヤン)を訪問し、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記に会うのかどうかに関心が集まっている。
政府は、金第1書記が李氏を対南メッセージの窓口として活用する可能性があると見ている。金第1書記が1月の新年の辞で「雰囲気が醸成されるなら、首脳会談もできないことはない」と言ったように、李氏に会って同様の発言をする可能性もあるためだ。李氏を通じて韓国政府に迂回的にメッセージを伝えるということだ。
政府は、公式に李氏を通じて北朝鮮に伝えるメッセージはないと線を引いている。しかし、李氏側が自然に南北対話の意思を伝えることを望んでいる。洪容杓(ホン・ヨンピョ)統一部長官が休暇中にもかかわらず、3日に李氏に会って、「対話の考えはあるが、うまくいっていない」と発言したことからもうかがえる。
李氏は5日午前、格安航空会社のイースター航空を利用して西海(ソヘ)直航路で平壌に到着した後、平壌産院(女性病院)を見学し、6日に愛育院、児童病院、7日に妙香山(ミョヒャンサン)を訪れる。