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オバマ大統領「盗聴は絶対にない」

Posted June. 26, 2015 07:31,   

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米国家安全保障局(NSA)が、06年から12年までの間、フランスのシラク、サルコジ、オランドの歴代3大統領を盗聴していたとする内部告発サイト「ウィキリークス」の暴露が外交問題に飛び火することを避けるために、米国が「フランスなだめ」に動き出した。

オバマ大統領は、内部告発翌日の24日、オランド大統領と電話協議し、ウィキリークスの内部告発の内容を認め、再発防止を約束した。フランスのエリゼ宮は同日、声明で、「オバマ大統領は電話協議で、両同盟の間に過去に発生した、あってはならない慣行を中止すると確固たる意志を示した」と明らかにした。また「オバマ大統領がオランド大統領に『米国はあなたの通話や他の通信手段を盗聴しない』で強調した」と付け加えた。

オランド大統領はオバマ大統領との電話協議の前、緊急安全保障会議を招集し、「フランスの安全保障を脅かすいかなる行動も容認しない」とし、米国に強い不満を示した。英ガーディアン紙は、ホワイトハウス側の説明が不十分だとし、NSAが別のフランス外交関係者の電子メールや対話内容を今も盗聴しているのかどうか明らかにしなかったと指摘した。

こうした中、ウィキリークスの創始者アサンジ氏は、米国が「言葉遊び」をしていると述べ、フランスが米国の盗聴に法的に対応するよう求めた。アサンジ氏は24日、フランスのTF1に出演し、「ドイツのメルケル首相に対する盗聴が暴露された後も、NSAはフランスの歴代大統領への盗聴を続けた」とし、「フランスはドイツよりも強力な措置を取らなければならない」と主張した。さらに、「フランス議会は盗聴の調査に入り、検察総長は内偵調査を行って、米国の盗聴活動を起訴すべきだ」と呼びかけた。アサンジ氏は、「これまで公開したものよりも強力な内部告発が続くだろう」とさらなる暴露を予告した。

ドイツ検察は13年、米NSAが02年から10年以上もの間、メルケル首相の携帯電話を盗聴してきたというスノーデン元NSA職員の暴露を受けて捜査を始めたが、証拠不十分を理由に捜査を中止した。



raphy@donga.com