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三星電子の李在鎔副会長、MERS拡散で謝罪

三星電子の李在鎔副会長、MERS拡散で謝罪

Posted June. 20, 2015 06:57,   

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三星(サムスン)電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長(47・写真)が、三星ソウル病院でMERS(中東呼吸器症候群)が拡散したことについて直接謝罪した。

19日、三星グループによると、李副会長は前日夕方、ソウル江南区逸院路(カンナムグ・イルウォンロ)の三星ソウル病院本館地下1階の官民合同MERS対策本部を訪れた。李副会長はこの場で、「三星ソウル病院でMERSが拡大してしまい、申し訳ない」といい、「できるだけ事態を早く収拾できるようベストを尽くしていきたい」と話した。また、同病院の医師が国会で「(病院ではなく)国に穴が開いたのだ」と話したことについても、不適切な発言だったと謝罪の意を伝えた。

李副会長は本館5階の状況室で、MERS関連状況ついて報告を受けた後、勤務中の医療人や職員らに「MERS事態を最後まで責任を持って早く解決してほしい」と呼びかけた。さらに李副会長は、本館16階と別館7階の隔離病棟に立ち寄って、看護師らから悩みについて聞く一方、移動型陰圧器(室内の圧力を下げてウイルスや細菌が外部に流出するのを防ぐ装置)の設置状況についても目を配った。李副会長は同日、別途の遂行員無しに一人で病院を訪れ、現場では三星ソウル病院の宋在鎡(ソン・ジェフン)院長だけが同行したという。

三星はこれに先立って17日、崔志成(チェ・ジソン)未来戦略室長(副会長)を含めたグループ社長団の大半が出席した水曜社長団会議を通じて、「深く反省している」という公式メッセージを出した経緯がある。さらに、早急な事態収拾のため、グループの力量を総動員すると約束した。

その翌日、李副会長が直接病院を訪れたのは、事実上グループトップとしての責任を果たしたいという意味として受け止められている。李副会長は三星ソウル病院運営主体の三星生命公益財団の理事長でもある。



drake007@donga.com