
「5年後の2020年の売上は1兆ウォン、その後は売上2兆ウォンに向けて突っ走る」
昨年の売上が2000億ウォンに及ばない会社の5年後の売上を5倍以上に、その後はさらに10倍に伸ばすという。ケーブルテレビ局「VOD」のチェ・ジョンウ代表(61)の言葉には自信が漲っていた。ケーブルテレビ局VODは、文字通りケーブルテレビ加入者にオンデマンドビデオ(VOD)サービスを提供する会社だ。
「ケーブルテレビ加入者が1400万世帯なのにVODを見る世帯は100万しかないんです。これを1000万に増やせば、売上は自然と10倍に増えるはずです」。希望的な単純計算ではないかという質問には「ケーブルテレビとIPTVなどのVOD利用者が2011年には5.2%だったが、昨年は19.8%に増加した。この推移なら、叶えられない夢ではない」と言い切った。VOD事業への意気込みは、「ホームチョイス」だった社名を最近「ケーブルテレビVOD」に変えたことからも読み取れる。
「有料放送が受信料収入だけに頼っていないで、VODで勝負しなければならない。視聴パターンやデジタル機器の多様化が進み、時間の制約を受けるリアルタイムの放送よりは、VODのメリットが浮き彫りになっている。今後4、5年のうちにVODがテレビや映画館に注ぐ2次メディアから1次メディアになる可能性が高い」
VODの活性化はコンテンツ市場にもプラスになると考えている。「普通、映画10本を作れば3本程度が好調です。ところがVOD市場が活性化すれば、駄目な7本からもVODで成功する作品が出てくる。そこから得た収益は、再びコンテンツ市場に流れるんです」
最近、映画館では観客動員が芳しくなかった映画「人間中毒」や19禁映画「逆鱗」などのように200〜400万の観客動員数を記録し、好成績とは言えないが一定の知名度のある「そこそこ」の人気を集めた映画がVODでは人気コンテンツとなっている。
VODの価格を下げればTorrent(トレント)やウェブハードを通じた違法ダウンロード市場も吸収できるとの見方も示した。
「地上波テレビは、VODのためにリアルタイム放送の視聴率が下がるとして、しきりに1本当たりの価格の値上げを要求しているが、長い目で見ると損なんです。視聴率下落による広告の減少よりはVOD収入の増大の方が得なんです。価格を上げようとしないで、より多くの人が見るように安く提供して市場の拡大を図る必要があるんです」
suhchoi@donga.com






