第一(チェイル)毛織のビーンポールが1年6ヵ月間の研究の末、夏の高級素材「リネン」の短所を補足した「ディルライトリネン」を開発して関連製品の販売を開始したと、23日明らかにした。第一毛織の61年間の紡績技術力を結集して今夏、クールビズルック(夏の通勤衣装)市場を先導するという布石だ。
第一毛織の関係者は、「天然素材のリネンと機能性素材のポリエステルとを混紡して水洗いが可能であり、しわのできない新概念のリネン衣類を業界初に披露した」とし、「会社のレベルの高い技術力を反映した今年の力作だ」と強調した。
それならではの高級な雰囲気や清涼感のため、夏の代表的素材となったリネンは、水に弱くてドライクリーニングしなければならないし、簡単に型崩れする上、しわまでできやすいという短所があった。さらに、別の原糸を混紡して短所を補完するためには、複雑な技術力が必要であり、ほかのメーカー各社は簡単にチャレンジできなかったというのが、第一毛織側の説明だ。
第一毛織のビーンポールは、今月17日からディライトリネンを活用して、ピケシャツ(襟のついたTシャツ)やジャケット、カーディガン、ラウンドネックのTシャツの販売を開始した。このうち、フランス・ノルマンディー北部のリネン原料で作ったピケシャツは、販売開始から3日間で1500枚が販売された。
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