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現代キャピタル、セッターのチェ・テウン選手を新監督に選任

現代キャピタル、セッターのチェ・テウン選手を新監督に選任

Posted April. 03, 2015 07:13,   

「シン・ヨンチョル監督(51)が、現代キャピタルに移る」

プロバレーボールの「14〜15NH農協Vリーグ」ポストシーズンの日程がまだ残っている中、コートの周辺で出回った噂だ。韓国電力とシン監督間の契約が終了している上、現代キャピタルのキム・ホチョル監督(60)が辞任の意向を明らかにしたからだ。「韓国電力から約束通りの支援が受けられなかったため、シン監督が腹を立てている」という、もっともらしい理由もつけられた。

しかしそれはあくまでも噂に過ぎなかった。現代キャピタルは2日、今シーズンまで現役として活動したセッターのチェ・テウン(39=写真)を新監督に迎えた。プロバレーボールで唯一の博士出身選手だったチェ監督は、韓国バレーボール史上初めて、コーチを経ず現役選手から司令塔になった。

現代キャピタルの関係者は「選手が指導者を尊敬することはよくあっても、選手が同僚選手を尊敬することはなかなかない。チェ監督は普段選手たちから尊敬されていた」とし、「毎年優勝だけにこだわる短期的な成果主義から脱し、長期的な観点からチームを作り上げていくには、チェ監督がチームを率いるのが最も適切だと判断した」と説明する。

チェ監督は「(1日)チャンピオン決定戦3次戦が開かれる前にチームから連絡を受けた。正直試合に集中できなかった」とし、「キム・セジン監督(41)が優勝を果たすのを見て、『私も自信を持ってやってみよう』と考えた。コーチ陣の構成についてはこれから考えていく」と話した。

同じく博士出身監督であるシン・ヨンチョル監督も韓国電力と契約を2年延長することにし、サインを終えた。韓国電力の関係者は「根拠のない噂だった。シン監督がチームを離れることは想像すらできない」と釈明した。

シーズン中盤まで韓国電力、現代キャピタルと3位を競っていた大韓(テハン)航空は、契約期間が終了したキム・ジョンミン監督(41)と再契約しない方向に傾いている様子だ。大韓航空の関係者は「まだ何も決まっていない。金監督との再契約も、依然として残っている選択肢の一つだ」と話した。

KB金融持主が親会社を買収したため、新しい名前が付けられる予定のLIG損害保険は、カン・ソンヒョン監督代行(45)が正式監督になる可能性が大きい。同チームの関係者は、「カン代行監督が単独候補ではないが、現在最も高い点数を受けている」とし、「近く新監督を発表する計画だ」と伝えた。一方、ウリィカードのヤン・ジンウン監督代行(51)の進退はまだはっきりしていない。親会社がバレーボールチームの運営を諦める意向を明らかにしたためだ。



kini@donga.com