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韓国人麻薬密売者、中国が死刑執行

Posted January. 06, 2015 07:16,   

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中国でまた、韓国人麻薬密売者に対する死刑が執行された。昨年8月、韓国人3人に対して死刑が執行されて以来、5ヵ月ぶりのことだ。

韓国外交部は5日、「中国政府は『昨年12月30日、麻薬密売者の韓国人・金某被告に対する死刑執行を行った』と、駐中韓国大使館に通知した」と明らかにした。これに先立つ昨年12月29日、中国北京市の高級人民法院は「最高人民法院で金被告に対する死刑が最終承認された」と大使館に伝え、家族の面会を実施すると通知した。

金被告は10年5月中国深セン市で、麻薬5キロを密輸・運搬した疑いで逮捕され、12年4月に北京市中級人民法院(第1審)で死刑を言い渡された。同年12月、北京市の高級人民法院(第2審)で刑が確定した。中国の刑事訴訟は2審制だが、死刑は最高人民法院の司法審査を経るようになっている。

中国の法院(裁判所)は判決文で、「金被告が多量の麻薬を所持し、密輸3回、運搬1回など犯罪回数が多い上、主犯として中心的な役割を果たしたため、死刑は避けられない」と明らかにした。中国では1キロ以上のアヘン、または50グラム以上のヘロイン(ヒロポンを含む)を密輸・販売・運搬・製造した場合、死刑に処せられることになっている。韓国政府は人道主義や相互主義、韓中間の協力関係などを考慮し、死刑を執行しないように数回に渡って要請してきたが、中国は「麻薬犯罪は社会的有害性が非常に大きいため、自国民・他国民を問わない」として、執行を強行した。