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金正日総書記の生家付近で山火事

Posted October. 23, 2014 03:14,   

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故金正日(キム・ジョンイル)総書記の生家とされる「白頭山(ペクトゥサン)密営」付近の山で最近火災が発生し、住民6万人が動員されて鎮火にあたっていたことが分かった。

両江道(ヤンガンド)のある消息筋は22日、東亜(トンア)日報の電話取材に対して、「12日、金総書記の生家から遠くない三池淵(サムジヨン)で山火事が発生し、北朝鮮当局が総動員令を下した」とし、「付近の三池淵郡と白岩郡(ペクアムグン)だけでなく、少し離れた恵山(ヘサン)の住民も動員された」と明らかにした。政府関係者も、「金総書記の生家付近の地域で山火事が発生したようだ」とし、「具体的な被害の大きさは確認中だ」と述べた。

大規模な山火事が発生した場所は、北朝鮮が白頭血統のルーツであり、革命伝統の故郷と主張する両江道三池淵郡の小白水(ソペクス)特別区。小白水特別区には、金総書記の生家がある正日峰を中心に、抗日遊撃隊の密営の跡が多数残っている。また、遊撃隊員が木の皮をはがして金日成(キム・イルソン)親子を称える言葉を書いたという木も約1000本ある。

北朝鮮当局は、聖地も同然の生家を火事から守るために、住民6万人余りを動員した。住民は、火が生家の方向に広がらないよう正日峰周辺の土地数百メートルをシャベルで掘り、近隣から揚水機数十台を持ってきたと、同消息筋は伝えた。三池淵一帯の山火事は17日頃に鎮火したという。

三池淵出身のある脱北者は、「正日峰まで山火事が広がったとすれば、北朝鮮は人間の盾を作って鎮火に投じただろう」と話した。