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「韓国からの応援は意義深い」 ハリウッド映画「メイズランナー」の韓国系俳優イ・ギホン

「韓国からの応援は意義深い」 ハリウッド映画「メイズランナー」の韓国系俳優イ・ギホン

Posted October. 13, 2014 03:42,   

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ハリウッドのブロックバスター映画・ザ・メイズランナーで、主人公のディラン・オブライエンに劣らぬほど、目を引く人は、ほかならぬ米国の韓国系俳優イ・ギホン(28)だ。迷路に閉じ込められた少年らの脱出記を描いた映画で、彼は迷路を探検し、脱出口を探すランナーのリーダー・ミンホ役を演じた。国内ファンらは、どの欧米俳優にも劣らぬほど強い体力にカリスマを持っているミンホを、「ハリウッド史上最高の韓国人キャラクター」だと称えた。

そのためか、先月18日、国内で公開されたこの映画は、1ヵ月間で240万人以上の観客を集めた。

「ジェイムズ・ダシュナーの原作小説を読んだとたん、ミンホが好きになったが、韓国で映画がこんなに人気を集めるとは思いませんでした。韓国から応援を受けることは、私にとっては大変意義深いことです」。

イ・ギホンは最近、東亜(トンア)日報との電子メールでのインタビューで、「韓国ファンの方々に感謝する」という挨拶を、何度も繰り返した。彼は6歳の時、韓国を離れて米カリフォルニア州の南部で育った。10年、米ドラマ「ビクトリアス」を通じてデビューした後、「モーダンファミリズ」、「ザ・ナイン・ライブズ・オブ・クロイキング」などのドラマに脇役として出演した。メイズランナーで相当重みのあるキャラクターのミンホは、彼が今まで演じてきた役のうち、最も重みがある。

米バークレーカリフォルニア大学を卒業後、「演劇や短編映画、ユーチューブビデオ出演など、キャスティングのために、何でもやってきた」という。メイズランナーへの出演のため、オーディションを7、8度も受けてきたが、キャスティングが決まった後は、ミンホに変身するため、厳しいダイエットと体力トレーニングをやってきた。「ミンホは、激しく走るシーンを示さなければならず、前から相当走りながら、体力をつけなければなりませんでした。14時間も走り続けなければならないときもありました。筋肉をつけようと、鶏肉とサラダだけを食べながら暮らしました」。

オンライン上では、イ・ギホンの韓国語能力も話題だ。「10年以上も韓国を訪れたことがないが、家族たちとはいつも韓国語で話している」という彼は、父親が付けてくれた韓国名を固守している。「しばらく、英語名を使ったこともあったが、私にはあわないような気がしました。名前は韓国系米国人として、私の根本を示すものであり、隠す必要なんか無いと思います。」

来年公開する続編「メイズランナー:スコッチトライアル」にも出演する予定だ。彼は、「近いうちに韓国を訪問したい」と話した。「朴贊郁(バク・チャンウク)や奉俊昊(ボン・ジュンホ)監督と作業をしたいと思います。宋康昊(ソン・ガンホ)氏や崔岷植(チェ・ミンシク)氏は、本当に大好きですね。俳優としてその方たちと一緒に演じることができればと思います」