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兪炳彦、救援派信者の息子名義の携帯電話を使用

兪炳彦、救援派信者の息子名義の携帯電話を使用

Posted June. 05, 2014 03:21,   

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兪炳彦(ユ・ビョンオン)元セモグループ会長が「救援(クウォン)派」信者の子息名義の偽名携帯電話を使って、検察と警察の追跡を避けてきたことが分かった。

仁川(インチョン)地検特別捜査チームは先月初め、兪元会長を逃亡させた全羅南道順天(チョルラナムド・スンチョン)地域の救援派の責任者、チュ某容疑者(60=拘束)が同じ地域の信者、キム某氏(72)に携帯電話の開設を依頼したことが確認されたと、4日、発表した。その当時、チュ容疑者が譲渡された携帯電話はキムさんの息子の名義になっていた。

しかし、キム氏は、「チュ氏が業務上、携帯電話が要ると言った。兪元会長の逃避用に利用されるとは思えなかった」と主張した。キム氏の息子は救援派ではないが、父親に頼まれたため別段疑うことなく自身の名義の携帯電話を開設し渡したという。

検警によると、兪元会長の側近は、4月29日、順天市西面鶴口里(スンチョンシ・ソミョン・ハッグリ)の別荘「森の中の思い出」を隠れ家にして、捜査網を避けるため、救援派信者などの名義になっている偽名携帯電話を使用したものと見られる。検察は、兪元会長が偽名携帯電話を使っているという事実を確認し、先月31日、順天市一帯の別荘など7ヵ所を押収捜索したものの、検挙に失敗した。

検警は兪元会長と側近が使用したと推定される借名電話の通話記録を分析しつつ、追加的な端緒を探している。しかし、キム氏の息子名義の携帯電話などは、兪元会長が順天に隠れているという事実が明らかになった25日以後、使用した形跡がないと報じられた。検警は兪元会長が未だに救援派信者が提供した別の偽名電話を使用していると見て、捜査を進めている。