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止まらないウォン高

Posted May. 08, 2014 07:34,   

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対ドルのウォン相場が5年9ヵ月ぶりに1ドル=1020ウォン台までウォン高ドル安が進んだ。ウォン高が強まり、輸出企業の価格競争力を懸念する声が強まり、コスピも1ヵ月余りで1940ポイントを割り込んだ。7日、ソウル外国為替市場で、対ドルのウォン相場は前営業日(2日)より7.8ウォン高ドル安の1ドル=1022.5ウォンで取引を終えた。1020ウォン台は世界的な金融危機に見舞われる直前の2008年8月8日(1027.9ウォン)以来高い水準だ。

最近の為替相場は、韓国の経常収支、貿易収支が2年以上黒字の行進を続けるなど、ドルの国内流入が増えたため、持続的にウォン高ドル安の圧迫を受けてきた。また米連邦準備制度理事会(FRB)が今後も相当期間、金融緩和基調を維持する見通しが強まり、国際金融市場でドル安が進んだことも、ウォン高を強める要因となった。

政府がウォン高の大きな流れを容認し、簡単には市場に介入しないだろうという見方が広がり、午後からはウォン高幅がさらに拡大された。玄旿錫(ヒョン・オソク)副首相兼企画財政部長官は、為替市場が終了した後、記者団に対して「為替の偏った動きを鋭意注視している」と話した。

ウォン高基調は株式市場にも大きな衝撃を与えた。この日のコスピは、前営業日より19.56ポイント(−1%)下がった1939.88ポイントで取引を終えた。指数が1940線を割り込んだのは今年3月21日(1934.94)以来のこと。