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アベンジャーズ2、今日からソウルで撮影開始

アベンジャーズ2、今日からソウルで撮影開始

Posted March. 29, 2014 03:48,   

「映画『アベンジャーズ』のマニアです。俳優を一目見るために、遠くまでズームできるデジタル一眼レフカメラ(DSLR)を持っていくつもりです」

会社員のパク・ソンフンさん(29)は最近退勤した後、映画「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」を見た。この映画のメインキャラクターのキャプテン・アメリカが登場する「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(アベンジャーズ2)」のソウル撮影が近づき、期待感が高まった。

映画「アベンジャーズ2」は30日、麻浦(マポ)大橋を皮切りに、来月14日まで約15日間、セビッドゥンドゥン島や江南(カンナム)大路などで交通を統制し、撮影を進める。ソウル市内で映像物の撮影時にこのように長時間交通を統制したのは前例がない。ソウル市やソウル地方警察庁などの大々的な支援と人気の高い俳優の訪韓への期待感が高まって、インターネットでは「アベンジャーズ」前作の場面をソウル市内の背景と合成したパロディーが続々と登場している。

「コーヒーを飲みながら映画撮影を見物する人が多いでしょう。言うまでもなく商売もうまくいくでしょうね」ソウル江南駅近くのあるドーナツ店の店長のキム・スギョンさん(35)は、来月4日、江南大路の撮影の時、全面がガラスになっている店の特徴がメリットになることを期待しています。簡単な料理を売る店も「映画撮影による特需」を予想した。来月、3日間映画撮影が予定されている麻浦区上岩洞(サンアムドン)DMCワールドカップ北路近くのサンドイッチ店の店員のイ・ヒョンヒさん(22、女)も、「スタッフやお客が来てサンドイッチがよく売れそうだ。期待している」と話した。

特に、江南大路は接近性が良くて撮影時に市民がたくさん集まるものと予想される状況。警察は日曜日の6日午前4時半から日中の12時まで江南大路の車道を統制し、歩道も撮影状況次第で統制する方針だ。撮影をしばらく休む時は歩道を開放し、撮影が始まったり危険な状況だったら統制する。見物客はカフェや飲食店などに目星をつけている。「ワールドカップ試合を待つように、ソウルでの撮影を待ってきた」という大学生のキム・ジヒョンさん(26)も、「6日未明から江南駅近くの24時間カフェでよく見える場を取る」と話した。

しかし、交通統制で市民には不便をもたらし、一部の商人には生業に支障をもたらしかねないという懸念の声も出ている。江南大路沿いのコンビにの店主のキム・ヒョンヒさん(54)は、「土曜日から日曜日になる未明は、酒場から出てくる人々が来るピークタイムなのに、大路を統制すると、客も減るだろう」と心配した。ほかの所と違って週末でなく平日に道路が統制される上岩洞の住民は通勤や登校が心配だ。バスで通勤するチャ・ホチョルさん(62)は、「ここは地下鉄がなくて、主にバスに乗るが、通勤時間を避けて統制するのが筋ではないか」と不満を露にした。ソウル市は映画撮影地と関連した72のバス路線に臨時バス路線と臨時バス停留場を作って活用する計画だ。