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韓中首脳会談、安重根で日本を牽制

Posted March. 25, 2014 04:51,   

朴槿恵(パク・クンヘ)大統領と中国の習近平国家主席が、安重根(アン・ジュングン)義士と光復軍で日本を牽制した。両国首脳は、オランダ・ハーグで開かれる核安全保障サミットに先立ち、23日午後(韓国時間24日午前)、習主席が宿泊するアムステルダムのオラニエホテルで会談を行った。

習主席は、首脳会談の冒頭で、「(中国黒龍江省)ハルビンに安重根義士記念館の建設を指示した」とし、「これは両国国民のきずなを深める契機になる」と述べた。そして「朴大統領が(中国陝西省)西安市にある光復軍駐屯地に記念標石の設置を希望したが、近く竣工するだろう」と明らかにした。

安義士記念館の建設と光復軍駐屯地標石の設置は、昨年6月に中国を訪問した際、朴大統領が習主席に要請したもので、かなり進展している。習主席が今回の首脳会談で抗日闘争を記念する両国の事業を再度言及したことは、韓米日3国首脳会談の前に、歴史を直視しない日本を牽制する意図があると見える。韓国と中国が日本の歴史歪曲に対抗して協力を強化する必要があるというメッセージを投じたのだ。韓米日首脳会談は、核安全保障サミットを終えた後、25日午後(韓国時間26日午前)に開かれる予定だ。

朴大統領も習主席の発言に前向きに応えた。朴大統領は、「両国国民から尊敬を受ける安義士記念館の設置は韓中友好協力のシンボルだ」とし、「光復軍の標石の設置が順調に進んでいることも意味深い」と述べた。

習主席は北朝鮮の核問題と関連して、「中国は北朝鮮が核を保有することに反対し、国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁決議を忠実に履行している」とし、韓半島の非核化に向けて韓国と協力することを繰り返し強調した。

朴大統領は、中国が希望する6者協議再開について、「これまで6者協議は進展があまりなかったが、今後実質的に非核化を進展させ、北朝鮮の核能力の高度化を遮断できるなら、対話再開について様々な案を講じることができる」と述べた。