Eマートで寝具バイヤーの仕事をしているキム・スギョン氏は、今年に海外出張を20回あまりも行ってきた。豪州、ハンガリー、中国などで冬場の布団素材を持ち込んだり、注文者商標付着(OEM)製造業者に発注するためだった。キム氏は、「以前は冬季専用の商品はアクリル毛布や厚めのダックダウン布団しかなかったが、ここに来て布団の素材が大変多様化している」と話した。
今年はとりわけ寒さが早く訪れた。そこに睡眠の質に対する高まった消費者の関心が重なり、多様な素材の冬布団が早くも飛ぶように売れている。
Eマートの最近(今年9月から11月20日まで)のグースダウンや羊毛寝具の売上高は、昨年同期に比べて26.8%も増加した。グースダウン布団は、ダックダウン布団よりも軽くて臭いが少ないのが特徴。
グースダウンと羊毛の価格は、この5年間で2倍以上に急騰した。世界的にガチョウ肉と羊肉の消費が減ったからだ。しかしグースダウンと羊毛の需要は、関連の寝具類や衣類の生産が増え、逆に年々増加している。
他にも様々な素材の布団も人気だ。Eマートで今年9月から11月20日まで、「暖かい綿」と呼ばれているフランネルの寝具は、昨年より売上が73.3%増えており、アトピ性皮膚炎に効果があるとされている超極細糸(Micro-Fiber)布団も売上が99.4%増加した。反面、かつて人気だったアクリル毛布(マイナス38.9%)やポリエステル毛布(マイナス69.2%)は大きく減った。
今月7日、テレビホームショッピングGSショップで販売されたハンガリー製グースダック寝具セットは109万ウォンで、並みの毛皮コートに匹敵する価格だ。だが、この寝具セットは放送開始70分で800セットが売り切れた。GSショップ・トータルファッションバイヤーのカン・ヒウン氏は、「今年は冬の寝具を昨年より30%多く用意した」と話した。
CJオーショッピングも、今年は寝具ブランドの数を大きく増やした。昨年は9ブランドの商品だけを扱ったが、今年はイタリアの羊毛寝具ブランド「ベローラ」と超極細糸布団ブランド「カーサミーア・カサオン」を入れて、扱うブランド数を15に増やした。今月6日に放送されたベローラの40マンウォン台の寝具セットは1600セットも売れた。
冬布団が人気を集めると、ホテルも布団販売に乗り出した。ロッテホテルは、グースダウン布団などが含まれた寝具ブランド「ヘオン」を打ち出し、現在ホテル内で商品を販売している。同ホテル広報担当のシン・ヘウォン氏は、「30、40代の女性や結婚を控えているカップルが主に買っている」と話した。






