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金信旭と孫興民のコンビネーション、洪監督も期待

金信旭と孫興民のコンビネーション、洪監督も期待

Posted November. 13, 2013 03:57,   

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#「起用自体で攻撃が単調になる」

辛い評価だった。サッカー韓国代表の洪明甫(ホン・ミョンボ)監督は、今年7月の東アジアカップ大会を終えた後、FW金信旭(キム・シンウク=蔚山)について、「選手たちが、もっと良い試合ができたはずなのに、金信旭がピッチに入ると、彼を狙って無意識的にロングボールを蹴っていた」とコメントした。その後、金信旭の名は、代表メンバーリストから見られなくなった。

#「どれだけプラスになるか見守りたい」

不安感があった。洪監督は、ドイツ・ブンデスリーガで大活躍している孫興民(ソン・フンミン=レバークーゼン)を呼ぶ機会が多かったが、最初はそっぽを向けた。連携プレイよりは、個人技が優先するスタイルだと見た。洪監督は9月に孫興民を代表メンバーに入れたが、老婆心から但し書きをつけた。「どのくらいの技量を見せられるのか、見守りたい」。

「進化する巨人」と「ソンセンセーショーナル」の異名を付けられるほど、ファンの注目を集めている金信旭と孫興民だが、洪監督は二人に対して、一時は辛い評価をしていた。しかし、今は雰囲気が一変した。二人は最近、所属チームで絶頂のゴール感覚を見せ付けている。洪監督も、二人に新たな期待を示した。

12日、京畿道坡州市(キョンギド・パジュシ)のサッカー代表チーム・トレーニングセンター(NFC)に招集された二人にとって、15日のスイス戦と19日のロシア戦は、本人たちに向けられた不安な視線を振り切り、確実に洪監督のお墨付きをもらう機会だ。

4ヵ月ぶりにNFCに入った金信旭は、Kリーグ・クラシックで得点首位(19)を維持している。高い身長(196センチ)を活かしたヘディングだけが上手いという評価を裏切り、最近の4ゴールのうち3ゴールを足で決めた。金信旭は、「違った場面を見せなければならないというプレッシャーもあったが、これまで色んな研究と努力を重ねた。足で決めることに集中したい」と決意を語った。金信旭の合流には、仲間たちの期待も高い。奇誠庸(キ・ソンヨン=サンダーランド)は、「金信旭はヘディングが上手いだけでなく、技術面でも優れている選手だ。良いパスさえもらえれば、期待できる」と褒め称えた。

9日のブンデスリーガ・ハンブルグ戦でハットトリックを達成した孫興民は、自信が漲っていた。孫興民は、「洪監督が期待している部分にも応えられるようにしている。代表チームでもチームプレイで勝利できるよう頑張りたい」と話した。

洪監督は、金信旭−孫興民のコンビネーションを念頭に入れている。洪監督は、「二人の所属チームでの活躍で代表チームでもプラスの影響を与えている。残り期間、二人の長点を最大限に引き出せるような組み合わせを検討したい」と話した。

二人は、普段にも仲良しで知られる。二人が代表チームでも得点砲を稼動できるのかに注目が集まる。二人が出場するのは、今年6月のウズベキスタンとのW杯最終予選(1−0勝利)が最後だった。