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紙くず売って30年間貧しい人々を支えた、76歳の天使にソウル市が表彰

紙くず売って30年間貧しい人々を支えた、76歳の天使にソウル市が表彰

Posted September. 10, 2013 03:39,   

30年以上にわたって空き瓶や紙くずを売って稼いだお金で、恵まれていない人々を助けたファン・ファイクさん(76・女)が、ソウル市福祉賞の大賞受賞者に選ばれた。ソウル市は9日、市役所の多目的室で「2013ソウル社会福祉大会」の表彰式を行い、ファンさんら、恵まれていない人々のために献身したボランティアや後援者、福祉事業従事者ら6人と4団体を表彰した。

普通の主婦だったファンさんは、1982年から食事を抜かしたり、体が不自由なため苦労している老人を見て、セマウル婦人会に加入して活動を始めた。貧しい人々にお米を届けるためには費用がかかるため、毎朝自宅の近くの鐘路区梨花洞(チョンノグ・イファドン)と東崇洞(ドンスンドン)一帯を歩き回りながら、空き瓶や空き缶、紙くずを収集・販売して稼いだお金を貧しい人々に渡した。廃品を売って稼いだ最初の収益は7700ウォンにすぎず、主婦が朝方からゴミ箱をあさる様子を怪訝そうに見る人もいたが、約30年にわたって5000ウォンから多い時は30万ウォンを持続的に助けている。

ボランティア最優秀賞は、1998年の通貨危機の際、失意に陥った父親に希望と勇気を与えようという趣旨で創立され、慈善公演や無料給食の奉仕を続けてきたソウル父親合唱団に贈られた。優秀賞は、1997年6月から私立子ども病院や障害児童療養施設で看病や給食、入浴介助の奉仕活動をしてきた大韓佛教曹溪宗ボランティア団の「チョンジン会」と、1995年から老人療養施設や障害児童施設など福祉機関で洗濯や食事補助を助けたチャン・スクジャさん(69・女)が授賞した。