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親韓派で知られるヒュー・ジャックマン、「ザ・ウルヴァリン」のPRで来韓

親韓派で知られるヒュー・ジャックマン、「ザ・ウルヴァリン」のPRで来韓

Posted July. 16, 2013 07:15,   

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大型スクリーンが両側に分かれると、大きな体つきのヒュー・ジャックマン(45)が、スモークの中から大またで歩いて出てきた。映画「ザ・ウルヴァリン」(25日公開)のPRのために、韓国を訪問したジャックマンは15日、ソウル龍山区(ヨンサング)のグランドハイアットホテルで行われた記者懇談会で、映画の中の1シーンのように登場した。

白の長袖シャツに黒いスーツのズボンを履いていても、スーパーヒーロー「ウルヴァリン」のがっしりした筋肉を隠すことはできなかった。彼の手の甲から、ウルヴァリンの象徴である「クロー(フォークの形の武器)」が飛び出してきそうな勢いだった。

「今は、クローを巧みに使うようになりましたね。13年が過ぎ、歳をとったことで映画の中では200年以上生きてきたウルヴァリンを演じるのに役立ちました。ウルヴァリンは、スーパーヒーローの中でも、最も興味深いキャラクターですね」

ジャックマンは00年、映画「X−men」を皮切りに、計6本のシリーズに、ウルヴァリンの役で出演した。これまでのヒーロー映画の中では最長期間(13年)、最多本数(6本)で、同じキャラクターで出演した記録だ。「ザ・ウルヴァリン」は自然的治癒能力を持っているので、永遠に死なないウルヴァリンが、自分から超能力を奪おうとする敵と戦う内容のアクションブロックバスターだ。日本が背景となっているこの映画は、X−menシリーズとは違い、ひたすらウルヴァリンに集中している。

「今回の映画では、目からレーザーが出たり、体の色が変わる超能力者らは出てきません。苦しみや喪失、さびしさなど、ウルヴァリンの人間的な面に焦点を当てています。特に、新幹線の上で敵と戦うアクションは、大変人間的なシーンです」

ソウル広報大使でもあるジャックマン氏は、「今回で4度目の訪問ですが、韓国に長く滞在できないことが、いつも残念です。スーパーヒーローの体を保つためダイエットをしていますが、到着するとすぐに、韓国の焼肉を食べました」と話した。

昨年公開され、韓国国内で591万人を動員した「レ・ミゼラブル」(ジャン・バルジャン役)については、「韓国の観客から多く愛されており、とても嬉しいです。飲食店や機内で会った韓国のファンは、映画を見た感想について正直に話してくれます」と感謝の言葉を述べた。

先の来韓の時、お土産として娘にはチマチョゴリを、息子には太極旗(テグッキ=韓国の国旗)を買ったというジャックマンは、「昨日は、プレゼントとしてペット用のチマチョゴリをもらいました。これからは、パパラッチの写真に私と散歩するチマチョゴリの子犬が登場するかもしれませんね」と笑った。

ジャックマンは、後続作「X−men:デイズ・オブ・フューチャー・パスト」を撮影している。韓国映画に出演する意向はないか尋ねたところ、「機内で映画『泥棒たち』を見ましたが、大変面白かったですね。韓国人の自国の映画への愛が並々ならないことも気に入ってます。私と一緒に作業したいと思っている韓国映画の関係者の方は是非ご連絡ください」。