誕生日の祝いの歌で、世界の人たちがよく歌う「ハッピーバースデートゥーユー(Happy birthday to you)」を、著作権を払わずに利用させてほしい、という訴訟が起こされた。
米ニューヨークのドキュメンタリー制作会社「グッドモーニングトゥーユープロダクション」は13日、「ワーナー・チャップルミュージック」社を相手に、著作権無効訴訟を起こしたと、ロイター通信が14日付けで報じた。
この会社は、マンハッタン連邦裁判所に提出した訴状で、「1893年に作られたこの歌の著作権は、当時の法律に基づいて、1921年に期限切れとなった」とし、「にもかかわらず、ワーナ・チャップルミュージックは不当にも、年間200万ドル(約22億5300万ウォン)以上の著作権料を受け取っている」と主張した。「ハッピーバースデー」という名のドキュメンタリーを制作しているこの会社は3月、ワーナーチャップルの要求を受け、著作権料として1500ドルを支払った。国内でも09年に公開された映画「7級公務員」の制作会社が、この歌の使用の見返りとして、1万2000ドルを支払ったという。
訴状によると、この歌は1893年、パティ・ヒル姉妹が、「グッドモーニングトゥーオール(Good morning to all)」というタイトルで初めて作って以来、人たちが「ハッピーバースデートゥーユー」という歌詞をつけて歌い、広く知られた。
この歌の著作権は、1935年、ある出版業者がピアノの編曲楽譜を登録して発生し、ワーナー・チャップルは1998年、バーチトリーという出版会社から、2500万ドルで著作権を購入した。