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性的接待疑惑の建設業者、上流層ボランティア団体も別荘に招待

性的接待疑惑の建設業者、上流層ボランティア団体も別荘に招待

Posted March. 23, 2013 03:23,   

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金学義(キム・ハクウィ)前法務部次官に対し、性的接待を提供したという疑惑がもたれている建設業者のユン某氏(52)が、上流層のボランティア団体にまで、手を伸ばしていたことが明らかになった。現在、性的接待をめぐる疑惑が持たれている検察など、司直機関の元・現職高官だけでなく、上流層のいたるところに、人脈を作るために腐心したものと見られる。

有名ボランティア団体・Pの元会長であるA氏は21日、取材チームと会って、「(地域社交会の)Rクラブで、初めてユン氏と会った。ユン氏は、Rクラブのメンバーたちを別荘に招待し、私が会長を務めているP団体の会員も、自分の別荘に招待したいと言い出した。10年5月、P団体のメンバー20人あまりが別荘を訪れた」と話した。江原道原州市(カンウォンド・ウォンジュシ)にあるこの別荘は、ユン氏が高官を呼んで、性的接待を行ったことが伝わっている問題の場所だ。

P団体の元会員らによると、10年5月、当時の男女会員らはバスに乗って、この別荘に向かった。ユン氏は、一部の会員に、D建設会長の名刺を渡しながら自分を紹介した。屋外でのアマチュア声楽家のコンサートが終わり、参加者らは、酒と共に食事をした。飲み会は別荘の中へと続いた。

ところがユン氏は同日、男女の集まった映画鑑賞室でポルノを流した。会員の一部は、強く抗議し、その足で上京した。A氏は、「ユン氏はいたずらが好きでポルノを流しただけで、ほかの狙いは無かったはずだ」とし、「ゴルフ場から近く、便宜施設がよく整っている高級別荘への招待を簡単に断る人などいないだろう」と主張した。

A氏は、「ユン氏は、Rクラブでの肩書きはなく、加入から数ヵ月後に脱退したという」とし、「ユン氏の別荘は法外に大きく、数千億ウォン台の金持ちだと思って、それ相応に接した」と話した。当時、ユン氏と付き合っていた人たちは、後で、ユン氏が手がけているといわれていたゴルフ場事業がうまくいかず、別荘も、根抵当に入れられたことが分かり、驚いたという。A氏は、「(事業を営む)ユン氏は生き残るためには、ロビーに頼らざるを得ない」とし、「ユン氏は、女たちを(別荘に)つれてくる能力があった」と伝えた。

1980年代に発足したP団体は、医師や判事・検事、弁護士、教授などが参加し、非定期的にボランティア活動を行ってきた。ユン氏は、別荘の会合でのポルノ事件があった後、一部の参加者は会合に顔を出さなかった。ほかの参加者も、ほかの団体にきびすを返した。P団体は現在、解散された状態となっている。



tigermask@donga.com