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辞退した法務部次官の醜聞情報、大統領府が3回も黙殺

辞退した法務部次官の醜聞情報、大統領府が3回も黙殺

Posted March. 23, 2013 03:23,   

金学義(クム・ハクウィ)前法務部次官が性的な接待を受けたと疑われている中、大統領府民情首席秘書官室が警察による関連情報の報告を少なくとも3回黙殺していたという疑惑が持ち上がっている。警察は金氏の次官内定を前後して民情首席室に金氏にまつわる疑惑関連の情報を3回以上報告したが、朴槿恵(パク・クンヘ)大統領には報告されていなかったという。民主統合党(民主党)は22日、「郭尚道(クァク・サンド)民情首席秘書官が人事検証の失敗に責任を負うべきだ」と主張した。

22日、司直当局の複数の関係者によると、金氏が法務部次官に内定される10日ほど前の今月初め、民情首席室は金氏が性的接待を受けたという疑惑について警察に確認を要求。当時、警察の高官は、民情首席室に「(醜聞の現場が収録された)動画は確保していなかったが、性的接待は実体のある話」という趣旨で報告したという。その後、警察は金氏が次官に内定された13日を前後して、1回ずつ民情首席室に同じような趣旨の報告をしていたという。

郭首席秘書官は、金氏問題が浮上した17日、東亜(トンア)日報の電話取材で「警察は、そのようなこと(性的接待を受けたこと)がないとしていたし、金氏自身は事実無根だと言った」とし、「根拠があることならチェックしてみるけど、それこそ噂だけを頼りにすべてを確認するわけにはいかない」と話している。

実際、民情首席室は、メディアが金氏問題が扱うまで、警察が報告した情報を朴大統領に報告していなかったという。大統領府の主要関係者は、「金氏を次官に任命するまで、このような醜聞があることを朴大統領は全く知らなかった」と言い、「メディアが報道した後、初めて関連の報告を受けた。その歳も、実体が不明な内容だという趣旨の報告だったと聞いている」と明らかにした。

民情首席室が朴大統領にきちんと報告いなかった理由について、司直当局の関係者は「大統領府では『言えない事由がある』とばかり言っていた」とし、「金氏をサポートする勢力が強く固まっているという印象を受けた」と話した。

一方、警察は、動画に登場する場所が、性的接待を斡旋した建設業者のユン某氏の別荘だという陳述を確保しているという。



egija@donga.com