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あきれる結婚詐欺、両親・兄妹・客の全てが偽者

あきれる結婚詐欺、両親・兄妹・客の全てが偽者

Posted March. 13, 2013 05:35,   

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有名都市銀行に勤める夫と結婚したファン某氏(30・女)は、毎日が幸せそのものだった。3月が出産予定であり、膨らんでくるおなかを見ながら、かわいい2世を想像した。しかし先月16日、見知らぬ女性が、自宅を訪ねてきたのを機に、幸せは終わった。この女性は、夫・キム某氏(30)の妻だった。4歳の息子もいた。夫のキム氏は、ソウルと全羅北道益山(チョンラブクド・イクサン)を行き来しながら、2つの家庭をもつ失業者だった。

さらに衝撃的なのは、両家の顔合わせや結婚式の時に来た夫の両親や兄妹まで、全てが「偽者」だったこと。キム氏は、ファン氏と結婚するため、客を斡旋する会社を通してでっち上げたのだ。これまで、キム氏は、ファン氏からマンション購入資金の一部や車の購入費などの名目で、計6450万ウォンを騙し取って、益山の自宅に毎月120万ウォンずつの生活費まで送っていた。本物の妻が、「ソウルで就職した」という夫を訪ねてきたため、詐欺が明るみに出た。妊娠9ヵ月目だったファン氏は、この衝撃で早産し、結局、キム氏を警察に告訴した。ソウル陽川(ヤンチョン)警察署は、キム氏に対し、事前拘束令状(詐欺容疑)を12日申請した。

うその職場やキャリアを盾に、女性らに対し結婚を前提にアプローチし、詐欺を働く犯罪が相次いでいる。ソウル九老(クロ)警察署は12日、弁護士を名乗って3人の女性と同時に付き合いながら、お礼の品やホテル結婚式場の契約金などの名目で、計1億3700万ウォン相当の金品と金を騙し取ったチョン某容疑者(39、無職、常習詐欺などの前科9犯)を拘束したと明らかにした。

チョン容疑者は、法律事務所のホームページの個人情報を利用し、ソウル大学法学部を卒業した検事出身のA弁護士を始め、法律事務所の弁護士3人を詐称して被害女性らに会った。インターネットで勉強した法律用語を、被害女性やその家族らの前で頻繁に使った。しかし、知人を通してA弁護士が結婚したことを知った被害女性のキム某氏(36)によって、尻尾が捕まった。チョン容疑者は08年も、釜山(プサン)地検の検事を詐称し、懲役2年の判決を受け、10年2月に出所してからも、引き続き同じ手口で犯行を行い、指名手配中だった。



jaj@donga.com