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バラエティー司会者に初挑戦の女優・金喜善、注目の理由は?

バラエティー司会者に初挑戦の女優・金喜善、注目の理由は?

Posted March. 12, 2013 07:41,   

「食事ができているのに、夫がぐずぐずしていると、『さっさと食べてよ』と叱り付けますね」

SBSのトークショー番組「ファシン—心を支配する者」(火曜日午後11時10分)で、デビューから20年ぶりにバラエティー番組の司会者に挑戦する女優の金喜善(キム・ヒソン)(36)。司会の達人といわれているシン・ドンヨブ(42)、ユン・ジョンシン(44)との共同MCだが、金喜善の存在感は一際目立っている。歯に衣着せない言葉遣いに、責任の取れないうそをついて無理をしたかと思うと、「おばさんのずうずうしさ」を発揮し、「アダルト」向けギャグも厭わない。これまで3回分が放送されたが、2週間連続してカン・ホドン司会のKBS番組「月光のプリンス」を抜き、視聴率トップを保っている。5日の放送分の視聴率は6.3%、「月光のプリンス」は4.8%だった(AGB二ルソンメディアリサーチの資料)。

女優がトークショーの司会を務めて成功した事例は多くない。女優の高賢廷(コ・ヒョンジョン、42)が司会者を引き受け、大きな注目を集めたSBS番組「コショー」も、「放送中は、(腹を抱えて笑う高賢廷の)脳天ばかりが目に付く」というネットユーザーらの批判を受け、長くは続かなかった。先日終了したMBC番組「トーククラブの俳優たち」は、黄新靇(ファン・シンへ、50)やシム・へジン(46)、イェ・ジウォン(40)、ソン・ソンミ(39)などの女優らが多数登場して番組を進めたが、視聴率低迷で、放送7回目で幕を閉じた。

俳優として金喜善の存在感は、高賢廷にははるかに及ばない。その高賢廷もお手上げだった芸能番組の司会者を務め、カン・ホドンまでを抜いて注目を集めている秘密は果たしてなんだろうか。それはまず、イメージの消耗が少なかったことが、そのコツといわれている。結婚から6年間、金喜善は、芸能界ではほとんど活動しなかった。久しぶりに復帰した金氏の美貌は、相変わらず華々しい。しかし、言葉遣いは、どのおばさんにも劣らぬほど大雑把であり、主婦の視聴者らから、「胸がすっきりする」と喜ばれている。「妻がお膳立てするご飯」がテーマに出れば、脚本を叩きつけながら、「女はメイドかよ」と大声を上げ、「恋人との言い争い」について語る時は、「私も夫婦喧嘩をする。歯磨きのキャップを閉じなかった時、酒を飲んでから私の歯ブラシを使った時…」と、包み隠すことなく打ち明ける。文学評論家のキム・ホンシク氏は、「久しぶりに芸能界に復帰しながら、『女神』のイメージを切り捨て、思い切って自分のプライバシーをさらすのは、芸能への欲求が大きいことを裏付けている」とし、「おばさんとしての金喜善の姿に、ファンらは好感を感じている」と述べた。

人気がピークに達したKBSドラマ「プロポーズ」(1994年)から、昨年の復帰作であるSBS番組「神医」まで、金氏は終始、勝気で正直なキャラクターを演じてきた。SBSの関係者は、「先日、『ヒーリングキャンプ』のゲストとして出演した時に示した飾り気のない姿が、『ファシン』の司会者ポストを手にするのに大きな影響を及ぼした」と伝えた。

パーソナルイメージ研究所のカン・ジンジュ所長は、「高賢廷は、大統領(SBS番組「大物」)を始め、重みのある役を主に演じてきており、MCとしての姿に違和感を感じたが、金喜善は終始、はつらつとしたキャラクターを突き通しており、イメージの衝突がない」とし、「直接的な話し方や唐突さを和らげるかわいらしさ、『ファ』と『ソ』の間の高いトーンが、親しみやすさを誘発する要素となっている」と分析した。

「ファシン」のフォーマットそのものも、女優にとって有利に働くほかないという見方もある。この番組の初コーナーの「問題の発見」は、MCらが特定状況をコントとして再現した後、3、4人のゲストと一緒に、世代別のアンケートの回答を当てるやり方で行われる。かつての人気番組「ヘイヘイヘイ」と「ヤシンマンマン」とを入り混ぜたフォーマットだ。文花評論家のチョン・ドクヒョン氏は、「成功が立証された安定的なフォーマットであり、今はうまくやっているかのように映るが、視聴者らがかつての番組に思い出して、どこかで見たようなものだと感じるようになれば、MCとしての立場が揺らぎかねない」と見込んだ。



aimhigh@donga.com