指名手配されている風俗店の社長に捜査情報を流して逃避を助けた警察官に実刑が言い渡された。ソウル高裁刑事3部(部長判事=チェ・ギュホン)は、仁川(インチョン)桂陽(ゲヤン)警察署に勤めた元警察官のハン某被告(48)に懲役2年と罰金1200万ウォンを言い渡し、約3100万ウォンを追徴した。同じ容疑で起訴されたユ某被告(38)には懲役8ヵ月に執行猶予2年、イ某被告(56)には懲役6ヵ月に執行猶予1年など、現職警察官2人にも実刑を宣告した。裁判部は、「数年間賄賂を受け取って職務上の秘密を流したため、厳重に処罰すべきだ」と話した。
ハン被告は20年近くの知り合いで自分に賄賂を渡したチョン某容疑者(56)が10年、詐欺の疑いで指名手配され逮捕令状が発行されると、事件記録を検索してチョン容疑者所有の自動車2台が手配されていない事実を知らせて、逃避を助けた疑いだ。ハン被告はまた、自分のクレジットカードをチョン容疑者が使えるようにもした。ユ被告とイ被告は賄賂を受け取ったわけではないが、普段付き合いがあるチョン容疑者に自動車手配情報を漏えいした。
ハン被告は05年から自分名義で契約したスポーティジ乗用車の36ヵ月割賦金約2000万ウォンをチョン容疑者が払うやり方で賄賂を受け取った。10年にもハン被告はチョン容疑者の息子の所有だったYFソナタ乗用車を渡してもらい、残りの割賦金約1100万ウォンをチョン容疑者に払ってもらった。
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