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「封建時代さながらの覇権争い」 英誌が世界IT業界の4社支配体制を批判

「封建時代さながらの覇権争い」 英誌が世界IT業界の4社支配体制を批判

Posted December. 05, 2012 08:51,   

「封建時代の領土戦争を髣髴させる4大帝国による覇権争い」

ネットを基盤とする情報技術(IT)産業は、いかなる領域よりも変化や浮き沈みの激しい分野。しかし、最近の状況を見れば、「帝国」と呼ぶに値する大手4社がお互いに絡み合い、かつては目にできなかったユニークな産業勢力図を描いていると、英ニュース週刊誌「エコノミスト」の最近号(1日付発行)が報じた。

同誌が注目したインターネット上IT業界の四天王とは、アップルとアマゾン、グーグル、フェイスブック。4社はすでに、ITという本来の領域を超え、世界的な社会文化的波及力まで備えている膨大な企業へと成長した。帝国や巨人という表現がまったく恥ずかしくない。

これらの会社は、アップルを除けば起業から20年も経っていないが、各自の分野では誰もうかがうことのできない確固たる立場を構築している。グーグルはネット上の検索分野で、アマゾンはデジタルオンライン市場で揺るぎのないトップを守っている。ソーシャルネットワークサービス(SNS)を席巻したフェイスブックや、「グローバルブランド価値」トップのアップルは、いうまでもない。スティーブ・ジョブズがこの世を去っても、創業者らが最高経営者(CEO)になり、事業を率いていることも似ている。

マイクロソフト(MS)という一企業が独り占めしていた「パーソナルコンピューター(PC)世代」に次いで、4社が構築した「モバイルインターネット世代」は、張りつめた緊張の中、戦場の埃が立てこもっている。まず、4社は、帝国へと浮上する前までは、お互いにまたとない共生関係を築いてきたが、今は、お互いに銃を突きつけあう敵へと変貌した。

グーグルのエリック・シュミット会長は、アップル取締役会に出席するほど、親しかったが、アップルとグーグルとは現在、携帯電話やタブレットPC市場をめぐり、激しくしのぎを削っている。アップルの大事な販売ネットワークだったアマゾンは、電子書籍「キンドル」を発売し、アップルのアイパッドと競い合っている。アップルも、アイチューンズを通じて、アマゾンのコアである電子書籍やオンライン上商取引を脅かしている。

グーグルが絶えずSNS開発に投資すると、フェイスブックも近いうちに、電子商取引や検索分野に参入するものと見られる。ジョン・バトルITアナリストは、「彼らの戦いは、局地戦に止まる単なる競争ではなく、相手のコア事業を狙う『勝者独り占めゲーム』を繰り広げている」と診断した。

全面戦ではあるが、白兵戦よりは塹壕戦スタイルであることも一風変わっている。本拠地まで空けて飛び込む「オールイン(全てをかける)」戦略は絶妙に避けている。相手の主力事業に絶えず目をつけながらも、自分の重要事業の力量を育むことを最優先している。自分の強みを最大化することこそ、ほかの分野でも圧倒する勝利公式だというのが、四天王の共通判断だ。

戦争の主人公は4つの企業だが、複数の変動要因の動きも尋常ではない。今は、競争に遅れているような空気だが、「かつての支配者」だったマイクロソフトは、決して侮る相手ではない。最近発売したウィンドウ8.0が一定の成果をあげれば、これを基盤に、返り咲きを果たすこともできる。また、ほかの勢力は、政府の監視団体だ。今年下半期、米国と欧州政府は、アップルとグーグルなどの独占や脱税容疑について綿密な調査に着手すると発表した。可能性は低いが、彼らのうち、どちらの肩を持つかによって、戦況はあっという間に逆転するだろう。

同誌は、「4社が巨人へと成長したのは、従来の慣習に捕らわれない革新をエンジンにしたためだ」とし、「規模は膨らんだが、その初心を失うことになれば、没落するのもつかの間だろう」とアドバイスした。



ray@donga.com