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韓中日FTA、あす交渉開始宣言

Posted November. 19, 2012 08:56,   

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中国と日本の尖閣諸島(中国名・釣魚島)領有権問題で不透明だった韓中日自由貿易協定(FTA)交渉が当初の計画どおり年内に始まりそうだ。

日本の共同通信は17日、米国など18ヵ国の首脳が集まった中、20日にカンボジア・プノンペンで開かれる東アジア首脳会議(EAS)で韓中日3国が別途に閣僚級会談を開き、交渉開始を公式に宣言する予定だと、複数の消息筋の話として報じた。

これに対して、崔京林(チェ・ギョンリム)通商交渉本部FTA交渉代表は18日、東亜(トンア)日報の電話取材に対し、「現在、交渉開始を共同宣言として発表する案について、3国の作業グループが緊密に協議している」とし、「近く(交渉開始宣言の方式について)結論が出るだろう」と明らかにした。交渉開始が公式に宣言されれば、当初の計画どおり、年内に第1回交渉が始まるとみられる。

3国首脳は、今年5月に開かれた北京での首脳会談で、EAS期間に3国首脳が集まってFTA交渉の開始を宣言することで合意した。その後、3国の作業グループが9月末までに3回協議を行い、国内の手続きも終えた。韓国も公聴会、対外経済閣僚会の議決、国会報告などすべての手続きを終え、交渉開始宣言だけを残した状態だった。

しかし最近、領土問題で日中関係が悪化したことで、中国政府が交渉中断の可能性を警告し、日本も米国が主導する環太平洋経済パートナー協定(TPP)に関心を見せたため、年内の交渉開始は困難という見方が流れていた。EAS期間中に開催することで合意していた3国首脳会談が日中関係の悪化のために不透明になったのも、このような観測を裏づけた。

しかし、難航していたFTA交渉開始は、閣僚級会談が代案として提示されたことで糸口が見えた。交渉開始の宣言を首脳会談に限定する必要はないという意見が出たためだ。崔代表も「首脳会談が無理なら、別の方法で交渉開始宣言ができる」と話した。これに関連して共同通信は、韓中日3国が領土問題のような障害に囚われず、経済的結束を強めるためにFTAを推進することで合意したと伝えた。

一方、李明博(イ・ミョンバク)大統領は18日午後、専用機でプノンペンに到着し、同胞懇談会に出席した。李大統領は、19日には韓国—東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議と「ASEAN+3(韓中日)」首脳会議、20日にはEASに出席し、東アジア地域協力の促進に向けて協議する。



ryu@donga.com