Go to contents

安氏の論文盗作疑惑は「問題なし」、ソウル大が調査結果発表

安氏の論文盗作疑惑は「問題なし」、ソウル大が調査結果発表

Posted November. 17, 2012 02:58,   

한국어

無所属の安哲秀(アン・チョルス)大統領候補の論文盗作疑惑に対して調査を行ってきたソウル大学研究真実性委員会は16日、「論文盗作疑惑の予備調査で問題がないことが明らかになり、本調査に送らないことを決めた」と明らかにした。研究真実性委員会は、先月31日から予備調査委員会を設置し、盗作と二重掲載疑惑などが提起された安候補の論文5編を検討してきた。

同調査委員会は、安候補が1993年に第3著者として参加し、大韓生理学会誌に発表した論文の英文抄録が、同じ年の大韓胸部学会誌に発表された別の論文の英文抄録を盗作したという疑惑を調査した。2つの論文の英文抄録は、実験結果の数値が違うだけで、文脈などが全体的に非常に似ている。

調査委員会は、「2つの論文の英文抄録が似ていて部分盗作と判断されるが、これに対する主な責任は主著者(第1著者および責任著者)にあるため、(第3著者である)安候補には責任を問えない」と明らかにした。

しかし、該当英文抄録の実際の作成者が誰なのかについては「調査していない」と明らかにした。もし、安候補が英文抄録を盗作して主著者に提出し、英文抄録が全体的に完成されたなら、これは盗作に該当する。英文抄録を主著者が全文作成したのか、あるいは分けて作成して提出したのか、簡単に確認できる。したがって、2つの論文の英文抄録を部分盗作と判断しながら、どのように作成されたのかを確認しないのは、不十分な調査であると言える。

ソウル大学の成老鉉(ソン・ノヒョン)研究処長は、「部分盗作と分かった論文の主著者に対する調査は、安候補に対する疑惑とは別の事案であり、まだ議論していない」と明らかにした。

また、安候補が91年に提出した博士学位論文(医学と生理学専攻)が、89年のソウル大学医学部の徐仁錫(ソ・インソク)教授が書いた博士学位論文のボルツマン方程式の説明部分の引用であることを明らかにせず、盗用と疑いを受けた。これに対して調査委は、「通常的に使われる研究方法論の叙述に対しては、類似表現の制限的使用を許容することが一般的なので、特に問題はない」と明らかにした。

安候補が88年に発表した修士学位論文を93年のソウル大学医学部の学術誌に二重掲載したという疑惑に対しても、「修士論文は作成後に学術誌に発表するのが一般的だ」とし、問題はないという結論を出した。

研究真実性委員会の9人の委員は、このような予備調査委の結果を全員一致で受け入れた。



ramblas@donga.com