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臨津閣住民が北朝鮮向けビラ散布の保守派団体と衝突

臨津閣住民が北朝鮮向けビラ散布の保守派団体と衝突

Posted October. 30, 2012 07:42,   

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脱北者団体に続き、臨津閣(イムジンガク)で北朝鮮向けのビラを散布しようとする保守派の市民団体が、ビラ散布に反対する地元商人と住民たちと衝突した。

20あまりの市民団体で構成された対北ビラ散布国民連合(国民連合)の会員40人あまりは29日午前11時、京畿道坡州市(キョンギド・パジュシ)の臨津閣・望拝壇で北朝鮮に向けてビラを飛ばす計画だった。ところが、臨津閣周辺の商人と住民100人あまりが同日午前、ビラを飛ばす場所を先に占拠し、ビラ散布の自制を求めて座り込みデモを行った。国民連合は、住民の反発が激しくなると、500メートル離れた臨津閣・平和広場駐車場に場所を移して午前11時20分頃、ビラを飛ばした。

双方の衝突は、平和広場駐車場でビラが飛ばされたことを確認した一部の住民が駐車場の入り口に駆けつけて、現場を抜け出そうとする市民団体会員を止めようとするところから発生した。この過程で、住民がガスボンベーを積んだ市民団体会員の車両1台の前面ガラスを鈍器で叩きつけ、ガラスにひびが入ったが、人的被害はなかった。

住民たちは「保守派団体が撮影用車両だと言ったので入れたけど、気づいたらビラを飛ばすための車両だった」と話した。国民連合側は「北朝鮮向けビラ散布は憲法に保障された表現の自由で、誰にも止められるわけなどない」とコメントした。双方の衝突は、警察が市民団体会員らに抜け道を確保してあげてから、10分ぶりに終わった。だが国民連合は、さらに烏頭(オドゥ)山統一展望台近くの統一ランド駐車場に場所を移して正午30分頃、2万枚あまりのビラを入れた大型風船3個を飛ばして行事を終えた。

臨津閣一帯の商人と住民らは26日、北朝鮮向けビラ散布を止めようと京畿道坡州警察署に来月25日まで臨津閣一帯に集会申告を出した。このため、ビラ散布を続けようとする市民団体や脱北者団体と、これに反対する臨津閣の商人や住民との対立は当面続きそうだ。

これに先立ち、脱北者団体は22日、臨津閣で北朝鮮向けビラを飛ばそうとしたが、北朝鮮の打撃威嚇を受けて警察と住民たちが阻止し、仁川市江華郡(インチョンシ・カンファドグン)でビラを飛ばした。



bibulus@donga.com