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[社説]李石基、金在姸は「ニセ」国会議員

[社説]李石基、金在姸は「ニセ」国会議員

Posted July. 05, 2012 06:07,   

大学入試で不正行為をして摘発された受験生は、受験資格が剥奪される。事後であっても不正行為が確認されれば、合格を取り消すのが常識だ。政党の比例代表不正党内選は、試験の不正行為のようなものだが、不正党内選で当選した李石基(イ・ソクキ)、金在姸(キム・ジェヨン)議員は、堂々とバッジをつけて議事堂に出入りしている。統合進歩党(統進党)は先月、全国運営委員会で、比例代表不正党内選の2次真相調査報告書を採択したが、李、金議員と党主流派は、「李石基標的調査」だと反発した。しかし、検察の統進党不正党内選の中間捜査の結果発表は、「ニセ」議員を議事堂から退出させるべき対象であることを確認している。

統進党の李石基議員が4・11総選挙の比例代表党内選でオンライン投票で得た得票数のうち、58.8%でIPアドレスが2つ以上重複していたことが明らかになった。李議員の支持票の半数以上が操作されたという推論が可能だ。重複IP投票は、特定候補に票を集めるための不正選挙の物証だ。統進党から押収したサーバーを分析した検察関係者が「総体的不正選挙」と嘆くに値する。

オンラインで最多得票(1万136票)した李議員は、全羅北道(チョンラプクト)地域での重複IP投票率が100%に達した。全羅南道(チョンラナムド)地域でも重複IP投票数の98.5%だった。組織的な介入がなければ想像できない「共産党式」投票だ。投票参加党員を分析した結果、コンピュータに不慣れな60代の高齢者が1197人、70代が305人で、90才以上も2人いた。代理投票の疑惑が濃厚な部分だ。実在しない住民登録番号と携帯電話番号もそれぞれ7件と11件発見され、幽霊党員の存在が疑われる。検察は、重複IP投票が全国的に起こっているものと見て、本格的な捜査に着手する方針だ。

李議員は開院前に、「従北より従米が問題」、「愛国歌は国歌ではない」と言い、国民の怒りを買った。金議員も、「北朝鮮が攻撃しても応戦してはならない」と述べた。両者は、党内選不正に続く従北発言で、国民の忍耐心を試している。君子山の決意である「連邦統一祖国建設」のためには、厚顔無恥でなければならないのか。両議員は、議員を自主的に辞職するのが道理だ。辞職せずに粘り続けるなら、セヌリ党と民主統合党は、資格審査を行い、議員除名を急がなければならない。国民は、ニセ国会議員が民意の殿堂で国民の代表として活動する姿を見たいと思わない。