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[社説]女性の多い時代、企業の人事慣行が変わるべきだ

[社説]女性の多い時代、企業の人事慣行が変わるべきだ

Posted July. 03, 2012 07:56,   

3年後は女性人口が男性を上回る「女超時代」に差し掛かる。統計庁によると、2015年の女性人口は2531万5000人、男性は2530万3000人へと逆転する。かつて性比の歪曲を招いていた「男の子を好む」傾向が無くなる上、女性の期待寿命が男性より長くなることによる現象だ。女超時代は、当面続く見通しだ。

長い目で見れば、女性人材を企業や国家の経済を率いる重要人材として育成することこそ、韓国社会の難題を解決するカギとなりうる。16年からは生産年齢人口(15〜64歳)もピークに達した後、減り始める。扶養すべき高齢者は増え続けているのに働き手は足りない社会は、今の日本のように活気を失う社会になる。高等教育を受けた遊休女性人材は、少子高齢化社により、成長潜在力が冷えつつある韓国経済の隠れた宝庫だ。その潜在力を引き出すためには、「男性リーダーが、女性より優れている」という伝統的な観念や性的役割を巡る古い固定観念で作られた韓国社会の「ガラスの天井」から破らなければならない。

グローバルコンサルティング会社のマッケンジーによると、韓国企業の新入社員のうち、女性の割合は40%と他のアジア諸国と似ているが、取締役会での女性の割合は1%と、欧州(17%)や米国(15%)はもとより、中国や台湾など、アジア10ヵ国の平均(6%)を大きく下回っている。女性新入社員が最高幹部職に昇進する比率が低いのは、出産育児への負担により、途中で辞める割合が高いのが大きな原因となっている。しかし、これは子育て関連インフラが整えば、解決できる問題だ。女性に適切な業務やリーダーシップを実行できるチャンスを与えない企業文化では、21世紀を先導する企業になりえない。高麗(コリョ)大学のマルティン・ヘルメット教授は、「韓国企業が現在よりもう一ランク成長するためには、優秀な女性人材を活用する方法を学ばなければならない」とアドバイスした。

しかし、企業での女性の劣位を、社会や企業のせいにばかりするわけにもいかない。女性も自ら、挑戦すらせず、自ら夢を諦める「自分の中のガラスの天井」を破らなければならない。マッケンジーコリアのディレクター(幹部役員級)に昇進したキム・ヨンア氏は、「成功した女性リーダーを見て学べるチャンスが足りないのが最も難しかった」と語った。学校や企業現場で女性の役割モデルを示し、職業のメンターリングを活性化させることも必要だ。ウォルマートなどのグローバル企業は、早くからこのような制度を導入した。韓国社会で低評価された女性資源をうまく活用してこそ、経済活動人口の減少に備え、経済の持続可能な発展を夢見ることができる。