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[社説]人口5000万時代、生産人口の確保が緊要だ

[社説]人口5000万時代、生産人口の確保が緊要だ

Posted June. 23, 2012 06:53,   

きょう、大韓民国の人口が5000万を突破した。1人当たりの所得が2万ドル(20K=Kは1000を意味)、人口は5000万(50M=Mは100万を意味)以上の国のことを「20−50クラブ」と呼ぶが、日本、米国、フランス、イタリア、ドイツ、英国の6ヵ国がこれに当たる。いずれも一定規模の人口と経済力を備えた強国だ。昨年の1人当たりの所得は2万2778ドルで、人口5000万を突破した韓国は、世界で7番目に「20−50クラブ」入りした。韓国が先進強国に仲間入りしたことを示す明らかな証拠だ。

しかし20−50クラブ入りした国家としての地位を維持するためには、成長エンジンの拡充と高齢化問題の克服が不可欠である。韓国の生産可能人口は2040年に、現在に比べて20%減少すると予測される。一方で65歳以上の高齢人口は、2010年の545万から2040年には1650万と3倍になる。高齢化問題は、労働供給の減少に加え、労働の質と経済活力、潜在成長率の低下につながるのが先進国の共通した経験だ。最近、OECDが韓国の20年後の潜在成長率を1%と予測したのも、急速な高齢化が原因だ。

韓国の高齢者層の貧困率は45%でOECD平均(13.3%)を大きく上回る。しかも、現行の福祉制度を維持するだけでも、高齢者対策で政府負債の急増は避けられない。国家財政が底をつくとき、どんな破局を迎えるのかは、ギリシャやスペインなど南欧の国々を見ればよく分かる。

暗鬱な未来を回避するためには、社会人口システムを新たに組まなければならない。女性の経済活動参加率を高めることが緊要だ。女性の大学進学率は1990年の32%から2010年には81%に激増した。差別のない教育を受けているが、経済活動参加率は同期間、50%から55%へと緩い成長に止まった。女性労働力を最大限に活用するため、出産と保育への支援が切実である。保育サービスの質も引き上げなければならない。2010年に1.23人と世界最低水準だった出生率を押し上げる上でもプラスになる政策だ。

高齢者層の定年を延長し、生産可能人口を引き続き維持するための努力を強化しなければならない。現在、引退を迎えているベビーブーマー世代は、教育水準が高く社会参加への意志も強い。彼らを積極的に活用する必要がある。外国から良質の労働力をできるだけ多く呼び込み、社会の活力を保たせる対策も講じなければならない。良質な仕事は非経済活動人口を労働の現場に引き出す最も有力な誘引策だ。新成長エンジンを発掘し、遅れているサービス産業の競争力を高める戦略が切に求められている。