米国ハリウッドで27日に開催される第84回アカデミ映画祭の主演女優賞にメリル・ストリープ(63)とグレン・クローズ(65)がノミネートされた。映画「鉄の女の涙」で英国のマーガレッド・サッチャー元首相役を演じたメリル・ストリープは、アカデミ賞に17回もノミネートされ、2回受賞している。映画「アルバート・ノッブス」で男装女性で登場したグレン・クローズも、アカデミ賞に6回もノミネートされた経験がある。グレン・クローズが「人々が、時々私のことをメリル・ストリープと勘違いをする」と言うほど、二人は似たイメージを持っている。
◆二人の女優は、ボトックスの誘惑を拒んだことでも共通点がある。先日、米ニュース週刊誌「タイム」の電子版は、「アイコノプラスト(iconoplasts)」という新造語を紹介した。偶像破壊者を意味する「iconoclasts」の後ろの部分を、美容整形手術(plastic surgery)を意味する「plasts」に変えたものだ。同誌は、「肌を引っ張って伸ばしたり、額をつるんと伸ばす流行を拒否する女性を意味する」と説明した。カナダのある新聞は、メリル・ストリープとグレン・クローズが代表的なアイコノプラストだと書いた。彼女たちの普段の写真を見ると、額、目、口の周りの小じわが鮮明だ。
◆昨年、韓国の文化産業界で確かな地位を築いた女性をインタビューしたことがある。70歳代だったが、顔は50歳代に劣らず若かった。インタビューをした後、写真を撮るとき、カメラマンが笑顔を注文すると、なぜか苦しい様子だった。カメラマンがもう少し「口の両端を引き上げてください」とお願いしたが、駄目だった。ボトックスが原因だったことを後で気づいた。テレビやスクリーンに目を向けると、こういう戸惑い感はさらに激しい。笑っても泣いても顔の筋肉が思うように動かない中堅の役者たちを見ていると気の毒な気持ちさえする。
◆ボトックスがシワ除去用として米国食品医薬局(FDA)の公式承認を獲得して以来、今年で10年目になる。ボトックスは、2003年、英国オックスフォード英語辞書が、その言葉を新しい単語として収録して定義している通り、「シワが嫌な人たちが一番好むもの」になった。だが、シワができて、少なくともある程度は窪んでいるはずの年齢にもかかわらず、つるんとしている役者を見るのは、決して愉快はこととは言えない。30年前にアカデミ賞の男女主演賞は、当時76歳のヘンリー・フォンダと74歳のキャサリン・ヘッバーンが受賞した。二人は、年老いた姿そのままの美しかった。
ミン・ドンヨン記者(週末セクションO2チーム)mindy@donga.com






