今年、新学期の中高校の歴史教科書に、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の死亡や、その後継者の金正恩(キム・ジョンウン)氏が登場する。教育科学技術部は昨年12月、北朝鮮が金総書記の死亡事実を発表したあと、歴史教科書の出版社に、「北朝鮮関連部分を検討し、修正・補完するよう要請した」と21日明らかにした。これを受け、11種の歴史教科書は、金総書記に関する表現を現在進行形から過去形に見直し、死亡事実を記載した。また、後継者として金正恩が指名されたと言う内容を入れるなどした。
例えば、「未来(ミレ)エン」教科書の中学歴史「下」は、「2011年、金正日が死亡した後、後継者に指名された金正恩が統治権を継承し、3代に渡る権力世襲が行われた」と記した。飛翔(ビサン)教育の高校の韓国史教科書は、金総書記が、「独裁体制を維持している」「統治している」と言う記述を、「維持した」や「統治した」と言う過去形に変えた。






