セクシーガイという修飾語を付けるには年齢が高かったが、ブラッド・ピット(48)は相変わらず輝いた。
野球映画「マネーボール」の封切(17日)に先立って、韓国を初めて訪問したピットは、15日午前、ソウル江南区(カンナムグ)のメガボックスで開かれた記者会見で、黒色のシャツにズボン、角ぷくりんめがねをかけて登場した。青い目と肩まで来る長さの金髪が印象的だった。
ピットは「家内が韓国に行って来て楽しい話をたくさんしたので、是非来てみたかった。韓国は野球への熱情が高いと聞いた」と話した。妻のアンジェリーナ・ジョリーは昨年、映画「ソルト」広報のため、韓国を訪れた。
映画は米大リーグの晩年下位チームだったオークランド・アスレチックスの20連勝実話を描いた。ピットはトップスターの代わりに、出塁率の高い選手を迎え入れて空白を埋める団長のビリー・ビーンに扮した。ビーンは1998年から現在まで、アスレチックスの団長を務めて低い予算でチームを5度もポストシーズンに進出させて「野球界のスチーブ・ジョブス」と呼ばれる。ビーンは統計資料を基に選手を適材適所に配置して勝率を高める低費用高効率の「マネーボール」理論を適用した。
「映画は貧乏チームが大きい球団を相手に展開するダウィッドとゴリアテの戦いを描いています。厳しい状況でも革新を成し遂げ、新しい価値を創り出すストーリーが魅力的です」
大リーグのようにハリウッドもお金の法則が支配する冷酷な社会だ。1987年、「ハンク」の端役でデビューして以来、20年以上トップスターに君臨する生存法を聞いた。「私にマネーボールはストーリーを見る目です。また、どのような仲間、監督と一緒にやるか慎重に選びます。どうやったら私を他の俳優と差別化できるか絶えず悩みます」。野球で良いボールを選ぶ選球眼が重要であるように、映画も一緒だという意味に聞こえた。
ピットは演技派俳優に進化している。先月封切られたカンヌ映画祭最優秀作品賞受賞作の「ツリー・オブ・ライフ」(テレンス・マリック監督)では頑固な父親役で注目された。今度の映画では恵まれていない選手時代を乗り越えて、野球への熱情を燃やしていく深みのある内面演技を披露する。
「マリックは米国を代表する偉大な監督で、マネーボールのベンット・ミラーも良い監督になると思います。ツリー・オブ・ライフのような真剣な作品の後に、マネーボールのようにユーモアが盛り込まれた映画に出演するのも良いと思いました」
イケメン俳優の典型であるピットは年を取っていくのが好きだと言った。「年取ったら智恵もついていいです。若さと智恵のどちらかを選ぶとしたら、智恵を選びたいです」。
bluedot@donga.com






