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交響楽の南北合同演奏会、南北交互開催を推進 訪朝のソウル市響監督が明かす

交響楽の南北合同演奏会、南北交互開催を推進 訪朝のソウル市響監督が明かす

Posted September. 17, 2011 03:03,   

南北の演奏家らが、合同オーケストラを立ち上げ、ソウルと平壤(ピョンヤン)で演奏会を開く案が推進される。

3泊4日の訪朝日程を終え、15日に戻ってきた鄭明勳(チョン・ミョンフン)ソウル私立交響楽団・芸術監督権ユニセフ親善大使は、「合同オーケストラ演奏など、南北が音楽を通じて、引き続き定期的に交流することについて、北朝鮮の朝鮮芸術交流協会側と、意向書を交わした」と16日明らかにした。朝鮮芸術交流協会とは、北朝鮮の対外文化交流を担当し、最近、指揮者・シャルル・デュトワと南北青少年オーケストラ演奏会を推進した機関だ。

鄭監督は、「年末にソウルと平壤とで、ベートーベンの交響曲9番『合唱』を演奏したい。北朝鮮側がその時期を希望しており、韓国政府が反対する声も聞こえてこないので、長く待つ必要などない」と話した。鄭監督はこれと共に、朝鮮芸術交流協会と共同で、若手の有望な演奏家を発掘・育成することを決めたと明らかにした。

鄭監督は訪朝機関中、平壌国陸交響楽団や銀河水(天の川)管弦楽団と会って、リハーサルを主宰し、オーディションも行った。氏は、「生涯にかけて、北朝鮮の音楽らと会いたいと思っていたが、数度も政治的理由で白紙化された。知人のジャック・ラング元フランス文化部長官が、今回、北側の関係者を紹介し、数日後に訪朝することができた」と明らかにした。



lycho@donga.com