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コナミの「ウイニングイレブン」、NHNとオンライン版共同開発へ

コナミの「ウイニングイレブン」、NHNとオンライン版共同開発へ

Posted August. 31, 2011 07:17,   

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NHNが日本のゲームソフトの大手コナミの人気サッカーゲームである「ウイニングイレブン」をオンラインゲームとして共同開発する。NHNのゲーム事業部署であるハンゲームとコナミは30日、ソウル市江南区新沙洞(カンナムグ・シンサドン)で記者懇談会を開き、このような方針を明らかにした。ウイニングイレブンは、今まで世界的に7000万枚以上が販売された人気ゲームで、エレクトロニック・アーツ(EA)の「FIFA」シリーズとともに、世界のサッカーゲーム市場を二分してきた。

ウイニングイレブンを作ったコナミは、任天堂と並ぶ日本の代表的なゲームメーカーで、これまではビデオゲーム機向けのゲームを中心に製作してきた。しかしオンラインゲームにはこれといった経験がないためオンラインゲーム技術が進んでいる韓国メーカーと手を結んだのだ。

とくにウイニングイレブンがビデオゲーム機向けのゲームよりはオンラインゲームの方が遥かに人気の韓国でも成功していることは、コナミが韓国企業と提携する理由となった。国内でもウイニングイレブンの支持層が増えてから、オンラインゲームを楽しむネットカフェの「PCバン」のように、ウイニングイレブンができる「プレステバン」が生まれるほどだった。

こうした理由から、NCソフトなど国内のオンラインゲーム会社がウイニングイレブンのオンライン版の開発をコナミに持ちかけた。同日の懇談会に出席したコナミの榎本真司副社長は「韓国のゲーム会社は世界一の開発力を持っているが、NHNはゲームとポータルを包括している企業なので、オンライン版のサービスを行うには最適だと考えて契約に取り付けた」と話した。

両社は、年内にウイニングイレブンのオンラインゲームを発表する予定だが、まずは韓国市場だけでゲームサービスを行う計画だ。NHN側は「ウイニングイレブンのオンラインゲームを世界市場に送り出す前に、オンラインゲームの強国である韓国市場でテストを行うものだ」とし、「韓国で成功すればグローバル販売に関する追加契約を進めることができる」と明らかにした。

一方、迅速なゲーム開発のために、両社はジョイントベンチャーに似た形で独自の意思決定を行うタスクフォース(TF)チームを構成する計画だ。

課題もある。ウイニングイレブンはビデオゲーム機であるプレーステーション向けで開発され、専用のコンソールを使ってゲームを操作する。キーボードーでゲームを楽しむPC用オンラインゲームでビデオゲーム機の感覚を活かせるかが最大の課題となる。

ハンゲームのチョン・ウク代表は「ウィイレの強みはリアル感と生々しさだ。簡単なキーボードーの操作だけで自由自在に選手を操れるように開発したいし、ユーザーがキーの設定も自由に変えられるようにした」と話した。

このためNHNは、今後ネオウィズが運営しているサッカーゲーム「FIFAオンライン」との一騎打ちを避けられなくなった。ネオウィズはEAと組んでFIFAゲームのオンライン版を開発した経験がある。ウイニングイレブンがリアルなサッカー競技で有名なら、EAのFIFAは国際サッカー連盟とイングランド・プレミアリーグなどのライセンスを独占契約を交わして現在活動中の大半の有名サッカー選手をゲームの中に登場させているのが特徴。NHNとコナミは、このような弱点を補うため、ウイニングイレブンのオンラインゲームのためのさらなるライセンスを確保しようと取り組んでいることを明らかにした。



light@donga.com