「品質革新で、国際競争力を保たなければならない」。
鄭夢九(チョン・モング)・現代(ヒョンデ)自動車グループ会長は、10ヵ月ぶりに米国を訪問し、「品質経営」について再度強調した。鄭会長は先月28日は現代自動車・アラバマ工場を、29日は起亜(キア)車ジョージア工場を相次いで訪問した。鄭会長は「これまで、現代・起亜車は『品質安定化』に向け努力してきたが、これからは、『品質高級化』に力を入れなければならない」とし、「顧客が満足する品質レベルを超え、顧客に感動を与え、感性を満足させる品質水準に達しなければならないのが新たな課題だ」と述べた。
鄭会長の米国訪問は、昨年8月以降初めてで、ロサンゼルスにある販売法人の訪問に続き、アラバマ州・モンゴメリの現代車工場やジョージア州ウェストポイントの起亜車工場を見て回った。
現代車グループは、現代車と起亜車は5月、米市場で1986年の進出以来初めて10%の市場シェアを記録するなど、グローバル市場で善戦したことで、役員や従業員らを励まし、品質経営をより強調するための出張だと説明した。
鄭会長は、「品質にさらに気を使わなければならない」と品質経営を強調し、「現場の生産設備の安定や品質の優秀な部品の適時供給、そして労働者らが最高の状態で作業に臨むことができるよう、現場の安定化に一段と力を注がなければならない」と指示した。特に鄭会長は、現代車・アラバマ工場の訪問では、1億7300万ドルを投資し、エンジン生産設備を改造する作業の進行具合をチェックし、支障がないように進めるよう指示したという。
鄭会長は、起亜車・ジョージア工場訪問では、1億ドルを投入し、現地生産能力を年間30万台から来年にかけて36万台へと20%増やし、9月から、「K5」(現地ブランド名はオプティマ)も生産するための設備拡充作業の進行状況についての報告を受けた。これを基に、現代車グループは今年、米国で昨年より18.2%増の105万7000台を販売する計画だ。これは、年明けの101万台より4%ほどさらに増やした目標値である。グローバル生産台数も、年明けの633万台より多い650万台レベルになる見通しだ。
鄭会長は29日午前、ロバート・ベントレー・アラバマ州知事と、午後はネイザン・ディール・ジョージア州知事と面談し、当選祝いを伝え、これまで現代車グループの米国進出に協力してくれた二つの州政府の努力に感謝の意を表し、今後の持続的な協力を要請した。特に、昨年11月の中間選挙で新たに当選したベントレー州知事は、訪韓経験のないことを考慮し、「トルネードの被害復旧が終わり次第、適当な時期に韓国を訪問してほしい」と招待する意向を示した。ベントレー州知事も、「ぜひ一度訪問したい」と答えたと現代車の関係者は伝えている。
今年の鄭会長の海外出張は2度目だ。09年は7度、昨年は8度など、海外工場の完成式典や着工式典への出席のため、多忙に動いたことに比べれば、今年は海外出張が大変少ない。鄭会長の上半期の海外出張が減ったのは、国内懸案が多かったためだ。鄭会長は今年に入り、念願だった現代建設を買収し、現代製鉄の第3高炉の建設を開始した。特に1月の現代建設の優先交渉対象者選定、3月の株式売買本契約の締結、4月は残金支払いなど、1〜4月、現代建設の買収のために、海外出張に出向くことが難しかった。
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