Go to contents

ノキア、アップルとの特許紛争で勝利

Posted June. 16, 2011 03:26,   

スマートフォン関連無線技術の特許権を巡り、ノキアとアップルの長期にわたる争いは、ノキアの勝利に終わった。

米紙ウォールストリートジャーナルなどの米国メディアは14日、世界最大手の携帯電話メーカー、ノキアとアップルの特許紛争46件が、相互の合意によって取り下げられたと報じた。アップルは、ノキア側にこれまでの特許使用料を一括払いで支払い、合意期間はロイヤルティを払い続けることにしたと、ノキア側は明らかにした。詳しい合意事項は公開していない。

ノキアは声明で、「米国際貿易委員会(ITC)に起こした訴訟件を含め、二社間の全ての特許権訴訟を取り下げる」とし、「今回の合意で、ノキアの第2四半期の業績は好転するだろう」と明らかにした。ノキアは09年10月、アップルが自社の無線技術関連特許を侵害したとして、07年から販売されたアイフォンに対し、特許使用料を要求した。ノキアはこの20年間、計430億ユーロを研究開発に投資してきており、計1万件の特許権を保有している。

特許訴訟関連専門家らは、今回の法的争いで勝利を収めたノキアが、近いうちに三星(サムスン)電子などのアンドロイド陣営を相手に、似たような訴訟を起こすであろうと見込んでいる。

ノキアが訴訟を起こす可能性について三星電子は、「まだ、訴訟が起きたわけではなく、コメントする事案ではない」と言葉を惜しんだ。

国内特許専門家は、「スマートフォン販売業績の低迷しているノキアが、韓国企業にも特許訴訟を通じ、業績を挽回させる可能性がある」と踏んだ。しかし同氏は、「三星電子やLG電子などが保有している携帯電話や通信技術の特許が多く、特許ポートフォリオをうまく構築しているので、ノキアが訴訟を起こしても、やられっぱなしということはないだろう」と見込んだ。



higgledy@donga.com kimhs@donga.com