プロサッカーの八百長事件に対する検察の捜査が事実上、大詰めを迎えている。事件を捜査してきた昌原(チャンウォン)地検特捜部(李成煕部長)は5日、「八百長試合に関わったことが明るみに出た今年の『ラッシュ・アンド・キャッシュカップ』の2試合と、八百長の蓋然性が認められる昨年のKリーグの1試合の内容を確認した上で、9日ごろに捜査結果を発表するだろう」と明らかにした。
サッカー界は広範な八百長事件はもちろん、バレーボール、バスケットボール、野球など他のスポーツに対しても疑惑を提起しているが、検察は捜査範囲をサッカー試合だけに限定する方針だ。
●残る捜査は容疑内容の補強に限定
検察は現在、高校サッカー選手出身のブローカー、キム某氏(27)が昨年9月のKリーグの試合で1億ウォンを賭けて2億ウォンを配当金をもらう過程を解明することに集中している。八百長が仕掛けられていなければ大金を賭けるのは困難と見られるからだ。
またキム氏と別のブローカーのキム某氏(28=プロサッカー選手出身)にカネを渡した資金提供者のイ某氏(32)が資金を調達する過程と、選手たちを恐喝してきた暴力団など背後勢力を突き止めるのにも焦点を当てている。しかし残る捜査は、すでに刑事立件した選手やブローカーの容疑を補強捜査する次元に止め、捜査をさらに拡大する考えはない。。
●最大の難関は証拠探し
昌原地検の郭圭洪(クァク・ギュホン)次長検事は、「サッカー以外のスポーツを含めて八百長関連の情報が数十件寄せられている」と前置きし、「(試合収録映像などを)綿密に確認しているが、八百長というのがそもそも隠密に行われる上、証拠を見つけるのが簡単ではない」と話した。
今回の事件のように、資金提供者とブローカー間で軋轢が生じると別問題だが、そうでない限り八百長に関わった人物同士の利害関係が一致し、八百長の内容を打ち明けない上、心証だけで選手たちを呼んで調べるのも難しいという。
しかし検察の関係者は「新たに物証が出てきたり、容疑が明確に判明すれば徹底捜査する」と言い、捜査への意欲が弱まったのではないかという周辺の疑問を払拭させようと必至の姿だった。
●制度改善で八百長撲滅を
検察周辺とサッカー界では「各市・道自治体の主張らが世論の流れに便乗してプロ球団を相次いで創設し、財政難に喘ぎながら『生活に困る選手』を量産した」として「彼らがブローカーの誘惑を振り切るのは難しいことだっただろう」と指摘した。全国16のプロ球団のうち、今回問題になった大田(テジョン)シチズンや光州(クァンジュ)FCの市民・道民球団は6つだ。
慶南(キョンナム)FCの関係者は、「サッカー全体を見る視線が冷淡だが、今回不正な勢力と構造的な問題を整理しなければならない。もし、再び八百長事件が起きれば韓国サッカーは二度と立ち直れないだろう」と指摘した。
八百長という韓国サッカーの暗い面は結局制度的改善を通じて立て直すべきで、選手たちが八百長の誘惑にこれ以上陥ることがないよう、この際「大手術」のメスを入れるべきだという注文が多い。
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