春が真っ盛りだ。しかし、日本プロ野球で活躍している二人の巨砲、李承鎏(イ・スンヨプ、35=オリックス)と金泰均(キム・テギュン、29=ロッテ)には、まだ冷える冬が続いている。シーズン序盤ではあるが、華麗なる復活を予告した李承鎏も、チームの揺ぎなき4番を宣言していた金泰均も、本来の姿を見せることができずにいる。李承鎏は19日の日本ハム戦で2三振を含めて3打数無安打となり、4試合連続の無安打を記録した。岡田彰布監督は試合終了後のインタビューで「ボールにだけバットが出ている。自ら崩れている」と診断した。
●二人の巨砲に何が
オープン戦で打率1割8分8厘に1本塁打3打点と振るわないが、李承鎏の表情は思ったほど暗くなかった。ここ3年間、出場機会が少なかっただけに、適応の過程にあるとも解釈できた。しかし不振が開幕後まで続くと話しは違う。
19日現在、7試合に出た李承鎏の打率は1割にも及ばない8分7厘(23打数2安打)だ。三振は12個も食らった。楽天のランディー・ルイス(13三振)に続き、パシフィックリーグ2位に当たる不名誉な記録だ。併殺打は2個と金泰均と並んで1位だ。
何よりも三振を食らう内容が良くない。有利なカウントでも自信のあるバットが出ていない。2−0とカウントで追われた後は、フォークボールやチェンジアップのような変化球にまんまとやられている。今のようなパターンが繰り返されれば、打撃フォーム自体が崩れてしまう。打席で威圧感が全く感じられない。金泰均の状況もさほど変わらない。打率1割2分(25打数3安打)。3本の安打のうち2累打以上の長打は1本もない。開幕戦以降、4番に起用されたが、19日の西部戦では8番に下げられた。
●ベンチの信頼のいつまで?
二人が不振に陥っている中、オリックスとロッテも下位圏に落ち込んでいる。幸いなことは、まだベンチの信頼は冷めていないことだ。読売のような球団だったら、とっくに2軍行きを覚悟しなければならなかったが、オリックスとロッテでは十分な機会がもらえる。
岡田監督は「それでも、まだ7試合をこなしただけだ。何か、自分で不振を抜け出せるきっかけを作れば良い」と話した。金泰均を8番に起用した西村徳文監督も、試合終了後に「金泰均の気持ちを楽にして挙げたい」と話した。不振に悩んでいる金泰均は5回に相手チームのエース涌井秀章から見事な中前安打を打つなど2打数1安打に1死球を記録し、回生への足場を作った。二人に春らしき春はいつごろ来るのだろうか。
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