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オバマ大統領、中国に北朝鮮政策見直しを異例に強く要求

オバマ大統領、中国に北朝鮮政策見直しを異例に強く要求

Posted December. 23, 2010 02:58,   

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オバマ米大統領が北朝鮮の延坪(ヨンピョン)島砲撃に関連し、今月5日、胡錦涛・中国国家主席との電話で、「中国が北朝鮮に対し、きちんと対応しなかったら、我々にも考えがある」と強く圧力をかけたと、日本の毎日新聞が複数の外交関係者の話として22付で報じた。

オバマ大統領はこの電話で、「中国が北朝鮮を放任したために、このような事態が発生した」とし、異例に強く不満を示したという。米国の大統領が、北朝鮮の最大支援国である中国の最高指導部に、対北朝鮮政策の見直しを強く要求した発言として解釈される。

オバマ大統領は、中国が北朝鮮にきちんと対応できない場合の「考え」が何を意味するかについては具体的に触れなかったが、毎日新聞は「脅威に近い表現で、来年1月に予定されている胡主席の訪米に、悪影響を与える可能性があることを示唆した」という外交関係者の分析を紹介した。

中国はオバマ政権発足後初めて行われる胡主席の訪米を「新時代の両国関係に深い影響を与える契機」と位置づけて重要視している。胡主席としては、何としてでも訪米を成功させねばならないという考えが強い。

オバマ大統領の強い不満の表明後、中国は戴秉国・外交担当国務委員を北朝鮮に送り、9日、金正日(キム・ジョンイル)総書記と会い、当時かなり強く北朝鮮に圧力を行使したという。以後、北朝鮮は今のところ正確な意図は分からないが、国際原子力機関(IAEA)核査察団の訪朝を許容し、20日、実施された延坪島射撃訓練時も追加挑発を行わなかった。

オバマ政権は今年3月、哨戒艦「天安(チョンアン)」艦沈没事件当時は中国に配慮し、西海(ソヘ、黄海)韓米合同軍事演習に空母の派遣を留保したが、延坪島砲撃以後は方針を変え、原子力空母ジョージ・ワシントンを西海に派遣することで、「北朝鮮の挑発を容認すれば、中国周辺海域で軍事デモを強化する」というメッセージを中国に送ったというのが同紙の分析だ。



jkmas@donga.com