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「借金までしての株投資」ビックラリーへの期待感で急増

「借金までしての株投資」ビックラリーへの期待感で急増

Posted December. 13, 2010 09:36,   

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総合株価指数(コスピ)2000ポイント大台の時代が3年ぶりに再び迫っているという見方が広まり、借金までして株に投資しようとする個人投資家らが急増している。証券会社から金を借りて、信用で株を購入する信用融資は10月以降、コスピ市場でずっと4兆ウォンを上回っており、史上最高値に迫っている。

12日、韓国取引所によると、9日基準のコスピ信用融資は4兆3102億ウォンを記録している。これは11月末比、1314億ウォンが増加した数値で、コスピが2000ポイントに向け上昇を続けた07年6月末に記録した史上最高値(4兆4569億ウォン)以降最も高い数値だ。

07年、3兆ウォン台を維持した信用融資残高は、08年下半期のグローバル金融危機でいわば「空っぽ口座」が続出し、一時1兆ウォンを割り込んだこともあったが、今年1月末、3兆3398億ウォン台に増えてからは、徐々に増加の勢いを見せている。9日に年中最高値を更新し、1988.96で取引を終えたコスピは、10日は2.82ポイントが下がり、落ち着きを見せたものの、すでに2000ポイントの大台突破までは秒読みに入っており、信用融資規模はさらに増える見通しだ。

個人投資家らが借金までして、株式投資に我先に乗り出しているのは、単にコスピが2000ポイント大台への再度達成を目前に控えているためではない。しっかりした企業業績の予測値を根拠に、今回の証券市場のラリーはバブルではないという専門家らの楽観的な見方が相次いでいることも、影響を及ぼしている。

証券情報提供会社「エフアンドガイド」によると、証券会社各社が今年第4四半期や来年度の予測値を発表した上場企業513社を分析した結果、今年、これらの企業の予想売上高の合計は1106兆4048億ウォン、予想営業利益総額は93兆4076億ウォンに上る。昨年の売上総額や営業利益総額に比べ、それぞれ15.18%と50.18%が増加した。来年は今年よりそれぞれ9.32%と18.63%増の1209兆5312億ウォンの売上と110兆8111億ウォンの営業利益を上げるものと見られる。

業績に支えられているだけに、証券会社各社がまとめた来年の指数台予測も、今年よりはるかによい。国内の証券会社26社の来年のコスピ目標指数の平均は2397ポイントであり、一部では2800まで見込んでいる。ゴールドマンサックスが2700、UBSが2500など、外国系証券会社各社も、高い予測値を示している。

一部では、市場に新規流入される個人投資資金が大幅に増えていない中、信用融資だけが増加していることに懸念を示している。個人の株式投資の待機性資金とみなせる顧客預託金は9日現在、14兆4739億ウォンと、11月の15兆ウォン台などに比べれば、指数は上昇するのにむしろ減少した。

ウリィ投資証券の姜玄哲(カン・ヒョンチョル)投資戦略チーム長は、「年末のコスピ上昇は来年の証券市場への期待感が先に反映される性格が多く、確実なシグナルを確認するためには、来年第1四半期が過ぎて見なければならない」と言い、「対外的期待感で2000ポイントを突破することはできるが、その場合、年末年初の市場はやや不安になる可能性を念頭に置き、信用融資を通じて株式投資を行うべきだ」と話した。



teller@donga.com