東亜(トンア)総合編成チャンネルを準備している東亜日報社が、米最大のケーブル流通網を持つコムキャストグループと提携して、米国内のコンテンツ供給はもちろん、チャンネル進出の足場を設けた。主にアジア地域に制限されていた「韓流」ブームが米国市場にまで本格的に拡大される契機が設けられた。
コムキャストは、米国全域に2270万の有線放送加入者を保有する米最大の総合有線放送事業者。同社は昨年11月、米3大地上波ネットワークで映画配給大手のNBCユニバーサルの買収を確定し、現在詰めの手続きを進められている。ドイツのメディアコミュニケーション政策研究所によると、今年12月に買収作業が終了すれば、コムキャストはCNNのタイムワーナーなどを抜いて、世界最大のメディアグループになる。
コムキャストは最近、東亜日報社に両社間の放送事業における協力に関する共同協力了解覚書(MOU)を伝えてきた。正式調印はコムキャストのNBCユニバーサル買収作業が締めくくられる次第行うことにした。
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