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「臨時受け入れ→政府機関へ引き渡し」 軍当局が脱北難民対策を準備

「臨時受け入れ→政府機関へ引き渡し」 軍当局が脱北難民対策を準備

Posted October. 13, 2010 08:04,   

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軍当局が、北朝鮮に急変事態が起き、大規模な脱北難民が発生することに備え、臨時受け入れと保護、関係機関への引き渡しなどの具体的な計画を作成していたことが確認された。

国会国防委員会所属の金玉伊(キム・オクイ)ハンナラ党議員が12日に国防部から提出させた資料によると、軍当局は、「北朝鮮の大規模な脱北難民の発生時、政府機関の統制下で組織的な対応が行われる。この時、軍は、脱北難民を臨時収容・保護し、政府機関に安全に引き渡す計画を準備している」と明らかにした。軍当局は、「軍は、脱北難民など、発生可能なあらゆる北朝鮮の急変事態に備えている」と明らかにしたが、細部事項は国家の安全保障を理由に言及しなかった。

韓米両軍は8月、乙支(ウルチ)フリーダム・ガーディアン(UFG)演習で、北朝鮮の急変事態を想定した多彩なシナリオ別対応演習を行ったという。軍関係者は、「大規模な難民発生は、急変事態の際に必ず起こり得る事態であり、UFGでこれに備えた訓練をした。脱北難民の流入経路は、軍事境界線(MDL)のルートと西海(ソヘ・黄海)、東海(トンヘ・日本海)などの海上を利用したルートを予想している」と伝えた。専門家たちは、北朝鮮の急変事態の際、MDLから20万人程度、海上を通じて1万5000人程度が韓国に来ると予想している。脱北難民対策については、韓米両国が北朝鮮の急変事態に備えて作成した「作戦計画5029」にも明示されているという。

いっぽう、韓国国防研究院(KIDA)の金九燮(キム・グソプ)院長は11日、国会国防委国政監査で、「金正恩(キム・ジョンウン)氏の権力継承が順調な場合、権力闘争がある場合、継承が失敗する場合の3つのシナリオ別に対策を講じた秘密資料を、約2週間前に国防部をはじめ政策省庁や関連機関に配布した」と明らかにした。



mhpark@donga.com