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「6者協議は推進力を喪失、金正恩は改革家にならない」

「6者協議は推進力を喪失、金正恩は改革家にならない」

Posted October. 02, 2010 02:59,   

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「北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の三男・金正恩(キム・ジョンウン)氏が、改革家になるかって? その言葉には同意できません。権力継承がどのような方向に進もうと、北朝鮮は現在の挑発的な行動を中断し、核拡散活動を止め、北朝鮮住民に対する残酷な圧制も止めなければならない」。

エド・ロイス米連邦下院議員(59)は先月29日、東亞(トンア)日報とのインタビューで、類例のない3代世襲を進めている北朝鮮の状況についてこのように評価した。ロイス議員は、「北朝鮮の権力継承が完成したわけではなく、正恩氏の行動を見守る必要がある。一部不満を持っているとされる北朝鮮内の軍部や権力エリートがどのような態度を見せるか、綿密にモニタリングする必要がある」と話した。

——米国の対北朝鮮政策が変化する可能性はあるのか。6者協議の将来は・・・。

「米国が北朝鮮に対する政策を転換する可能性はないだろう。不幸にも、6者協議はすでに推進力を喪失している。明らかなことは、金総書記が平和への意志がないという点だ。金総書記は、力の唯一の源泉である核兵器を絶対に放棄しないだろう。しかし、北朝鮮に圧力を加える手段は残っている。北朝鮮指導者の収入源を根源から遮断し、北朝鮮が体制変化に乗り出すようにしなければならない」

——人権聴聞会を1年6ヵ月ぶりに開いたが・・・。

「個人的には脱北者とした約束を守った。8月、カナダ・オタワで開かれた世界議員連盟総会でも、13ヵ国から集まった議員と、本国に戻って北朝鮮の暴政を万国に伝える措置を取ることを誓った。脱北者が米国にまでやって来て、自分の過去の経験を証言することは、多大な勇気が必要だ。このような聴聞会を通じて、私たちは脱北者に『あなたたちは一人ではない』という自信を与えたと考える」



triplets@donga.com