風俗店のマダムであるAさん(37・女)は睡眠不足と慢性疲労に悩まされていた07年、周りの勧めで偶然プロポフォールを打ってもらって珍しい経験をした。「寝不足な人に利く」という仲間らの言葉どおり、プロポフォールを打ってもらってから30分過ぎたら熟睡したように気持ちが良くなかったこと。その後Aさんは、疲れを取るとしてプロポフォールを頻繁に打ってもらっているうちに、プロポフォール中毒になり、この薬を投薬してもらうためにお金を稼ぐ境遇になった。彼女は風俗店を転々としながら、一月に2000万〜3000万ウォンずつ、1年に2億〜3億ウォンずつをプロポフォールの投与費として使った。
睡眠麻酔剤として使われるプロポフォールを患者に麻酔以外の用途で無断で投与し、数億ウォンの利益を得た整形外科院長ら医師7人が検察に摘発された。
ソウル中央地検強力部(金煕準部長)は営利を目的に看護助務士など無資格者が患者にプロポフォールを投与するようにした疑い(医療法違反)で整形外科院長のウ某容疑者(41)ら2人を拘束起訴し、整形外科院長のチェ某容疑者(40)ら5人を同じ容疑で在宅起訴したと19日発表した。
検察によると、ウ容疑者は06年1月から今年7月まで患者らにプロポフォールを1081回投与して5億ウォンあまりの収益を得た疑いが持たれている。チェ容疑者ら整形外科か産婦人科医師の5人も看護助務士にやらせてロポフォールを400〜1400回投与して、5000万〜3億70000万ウォンの収益を得た疑いが持たれている。
昨年6月死亡したマイケル・ジャクソンの死亡原因物質とも知られるプロポフォールは、睡眠内視鏡か整形外科の手術をする際に使われる睡眠麻酔剤。しかし、この薬は麻薬を打ってもらったような精神的な喜悦を感じさせ、頻繁に投与すると病みつけになりがちなので、食品医薬品安全庁が来年から向精神性医薬品に指定して管理すると明らかにした専門医薬品だ。
検察の捜査結果、一部の病院はプロポフォールを「ビタミン注射」と広告してお客を集めた後、1本当たり1万ウォンの薬を10万〜40万ウォンに患者に投与して暴利をむさぼったことが分かった。検察の関係者は、「今度起訴された医者の中には本人がプロポフォール中毒になり、数回精神病院に入院して治療を受けた人がいるほど、中毒性が強い薬物だ」と説明した。
一方、検察はオフィステルを回りながらプロポフォール640本を4人に販売した前職病院相談室長のチョン某容疑者(40・女)ら2人を拘束起訴し、中国から密輸したプロポフォールを販売した看護助務士チョン某容疑者(28・女)を在宅起訴した。プロポフォールを投与してもらった人は処罰の規定がなくて、捜査対象から除外されたと検察は説明した。
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