Go to contents

「悪質な夫」 中国人妻に暴力…騙し離婚まで

「悪質な夫」 中国人妻に暴力…騙し離婚まで

Posted August. 25, 2010 09:03,   

한국어

06年10月、中国人のA氏(55・女)はB氏(66)と婚姻届を出した後、12月に韓国に入国し、結婚生活を始めた。A氏は年を取ってからの結婚だったとはいえ、幸せな夫婦生活を夢見たが、夫の度の過ぎた節約の態度に苦しめられた。

夫は、「ご飯を多くに食べすぎる」、「電気を使いすぎる」などの理由で妻を叱り、「金を稼ぐように」と求めた。結局A氏は、自宅を出て、モーテルなどで働いた。夫には生活費として毎月20万ウォンずつを渡した。月に2度ほど自宅に戻り、溜まった家事もこなした。しかし夫は、妻にそっぽを向け、扉すら開けなかった。物がなくなれば、「お前が盗んだんだろう」と、妻を疑いながら暴力を振るった。

耐えかねたA氏は昨年、大田(テジョン)地裁・洪城(ホンソン)支部に離婚請求訴訟を起こした。すると、夫の態度がいきなり変わった。夫は、「和解して一緒に暮らしたい」とすがりついた。A氏は夫を信じ、昨年12月に訴訟を取り下げた。しかし、B氏は慰謝料を払わずに離婚するため、妻に内緒でソウル家庭裁判所に、別途で離婚訴訟を起こし、1審で勝訴判決を引き出した。

A氏は、夫と一緒に暮らすために自宅に戻ったが、夫は、「お前と俺はすでに離婚している」と話した。夫を信用できなくなったA氏は、夫が勝訴した判決に不服だとし、控訴して慰謝料500万ウォンと離婚を要求する反訴を起こした。

裁判官は、「生活費を払い、家事も一人で引き受けた妻にけちをつけ、暴行を振るったことと、うそで妻の離婚訴訟を取り下げさせ、再び傷をつけたことを考慮すれば、結婚破綻の責任はB氏にある」と判断した。



ryu@donga.com