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W杯3位で凱旋したサッカーU20女子代表、話題の2選手が語る大会後の変化

W杯3位で凱旋したサッカーU20女子代表、話題の2選手が語る大会後の変化

Posted August. 07, 2010 07:49,   

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「男子代表チームより私たちの成績の方がもっといいです」

自信に満ちている様子だった。当たり前だった。サッカー20歳以下(U−20)韓国女子代表チームは最近、ドイツで閉幕した女子ワールドカップ(W杯)で3位につけた。男女代表チームを合わせて国際サッカー連盟(FIFA)主催大会で最高の成績を記録した。

代表チームは数々の話題をもたらした。なかでも一番目立つ選手は「美少女GK」のムン・ソリ(20=蔚山科学大)とガーナ戦で強力なミドルシュートでゴールを決めたキム・ナレ(20=麗州大)。4日、帰国した後、忙しい毎日を過ごしている彼女たちと6日会った。

●関心「顔を見知られたのが不思議」

二人が大会の後一番変わったこととして挙げたのは周りの関心。ドイツへ発つ時、空港には選手団の家族ばかりが出ていた。赤いユニホームを着た選手団を見て、「応援団のレッドデビルズですか」と聞く人もいた。帰国日の空港には約400人のファンと取材陣が駆けつけた。集中される関心に彼らの感想は一言で「実感が沸かない」だった。

「ファンがたくさんできました。出かけたら、見知る人もいます。このような日が来るとは思っていましたが、こんなに早く来るとは思いませんでした」(ムン・ソリ)「大会前にインタビューしたことよりもっと多くインタビューしたようです。タクシーに乗ったら、運転手さんが見知って本当に驚きました」(キム・ナレ)

●無関心「成績悪かったから、当たり前」

これまで世間から無関心だったことに悔しいと思ったことはなかったのだろうか。意外と彼女たちは当たり前だという反応だった。これまで女子サッカーが成績が悪かったから関心を得れなかったのだと口を揃えた。このような現実を痛いほどよく知っているため、彼女たちは08年8月、代表チーム召集後、練習に励んだ。このような日が必ず来ることを望みながら。

「私たちが大会に出場することを知っている人はほとんどいなかったはずです。2年前から集まって練習したんですが、当時は誰も関心を持ちませんでした。自分たちがうまくなかったからです。今大会を契機に女子サッカーへの関心がこれからもずっと続いてほしいです。そのためには私たちがもっと頑張らなければならないでしょうね」(ムン・ソリ)

●オルチャン「悪質な書き込みされるのでは、心配だった」

ムン・ソリはネットユーザーたちの間で「オルチャン(美人という意)」と呼ばれた。キム・ナレは、「これまでソリが綺麗だとは思っていなかった。今見たら、綺麗にも見える」と言って笑った。悪くないという顔のムン・ソリは、「綺麗でもないのに綺麗だと言われて、ネットで悪質な書き込みをされるのではないか心配していた」と話した。

ムン・ソリは中学校3年生の時、GKのグローブを初めてはめた。これまでちょうど1年だけGKコーチがいた。残りの時間は個人練習をした。しかし、彼女にはありがたい師匠がいる。他ならぬスペイン代表GKのイケル・カシージャス。「カシージャスの試合の動画を見ながら、たくさんのことを学びました」どうして世界的なGKのうちカシージャスなのだろうか。「ハンサムですから」

●目標「3位?これからが本番です」

W杯は終わったものの、彼女たちはもうすぐ開かれる国内大会を準備しなければならない。休みたいと思うのもおかしくない。しかし、もっとやりたいことがあった。「早く所属チームへ帰って、今大会で積んだ経験を仲間や観客に見せたいです」(ムン・ソリ、キム・ナレ)

2年間、W杯の準備にだけ熱中したあまり、彼氏を作る暇もなかったという2人の選手は、こう話した。サッカーを諦めたかったことがないという彼女らは、次の目標を聞いたら、待っていたかのように答えた。

「引き続き関心を持ってください。これから女子サッカーがもっと大きなことを仕出かしますから」



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